高田 郁さんの新作が出た。娘の夫がプレゼントしてくれた。単行本ではないよー。
「あい」永遠に在り 角川春樹事務所発行。
実在の人物「関寛斎」の妻「あい」の物語である。関寛斎は知られた方であるらしい・・・私は知らなかったけど・・・・そんな有名な方の妻でも資料は残っていない。
それをこんなに素敵な物語にしてしまう・・・高田郁さんのすばらしさ。
いままでの「みをつくし料理帖」シリーズとは打って変わった雰囲気である。
あまりの違いに、あらためて名前を見返した位だ。以前に間違えて高田侑さんの本を不思議だ、不思議だと読み通したことがあったけど。
高田郁さんの文章はやわらかい、そしてやさしさを感じる。素敵な文章に出会うたびにうま~い、と惚れ惚れしてしまうのです。
主人公の生き方につられてめずらしく夜なべしてしまった。さすがに一晩では読めなかったが、続きが気になる小説である。
中身についてはあえてふれない、ご自分で読んで感動してくださいね。一読の価値がありますよ。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家