シェムリアップ空港を降りたら、三日月がくっきりと見えます。ふぁーと熱気に包まれながら思わず1枚2枚と脱いでしまうのです。
7年前空港についてびっくりしたのは、あまりにも暗いロータリーでナンバーもなく、この国に来る前の国の様々な看板の車が、目に入ってきたのでした。
さすがに今はそんなことありません。
車のナンバーとオートバイのヘルメットとミラーは5年前に義務化になったそうです。でも飲酒運転もおおありのようだし、シェムリアップ市内に信号は5つといいますから、気をつけることにこしたことはありません。
アンコール・トムからの見学です。南大門から入ります。大門前のお堀に水がありますが、川ではありませんって、はたしてどこからくるのでしょう。
石橋の欄干の右側には阿修羅の石像が54体、左側は神々の石像が54体それぞれが7つの頭を持つ大蛇を抱えています。綱引きしているの?
でもなぜか108と言う数字が思い浮かびます。
石像の顔が破壊されて修復されたりしています。
入ってきた門を振り返ると大きな顔の像が4面に彫られていました。
それにしてもカンボジアの遺産遺跡は100ヶ所もあるのだとか。数が多すぎて修復が間に合わないと。
それにしても建てられて1000年近くのいつの時代に破壊されたのでしょうか。
日本には2回攻められたと言われて・・・・1回目って私の習った教科書にあったのかしらと?????
山田長政の時ですって。
ヒンドゥー教の寺院だと思っていたら、仏教寺院でもあるようで、仲良く喧嘩しないようにとガイド氏は言っていました。
これらの寺院の数々は歴代の王様が建てられたのですが、総ての王様が建てられる財力と時間があったわけではないようです。
どれも同じ・・・・とガイド氏は言いました。
アンコール・ワットもアンコール・トムもその他の寺院もその根底にあるものは同じということなのでしょう。
時代の経過と共に彫刻や回廊などは豪華になってはいますが、国を疲弊させたであろう程の寺院を見ると、複雑な思いもします。ここに入れたのはほんの僅かな特権階級の人だけだったことでしょう。
しかし石の文化はえらい物ですね。建てられた当時の生活の様子や歴史そのものを残こしています。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家