ハロン湾には5つの船付場があり、観光船は1200隻その半数はミニホテルだとか。
この時期3ケ月は薄曇の日が多いという、美しい海は期待できそうもないが、ここの「売り」は海の桂林とも言われている岩山のようだ。
海から真っ直ぐに山が飛び出しているらしい。その海には牡蠣の養殖のいかだらしき物もみえる。ハロン湾1553k㎡に2000の島や奇岩があるらしい。
1994年に世界自然遺産になる直前の1992年にベトナム人が個人で購入した島がいまや大リゾート地として開発されている。
気のせいか埋め立てまでしているようで、気になるなあー。
そのリゾート地の船付場から朝の8時半に出航したが、8人で貸切、ツアーごとに1台ということなんだろう。
海も島々も霞んでいて輪郭をあらわさないが、奇岩がいっぱいであるのは間違いない。
たくさんの観光船・・・数えたら25隻も。ハロン湾観光のメインの鍾乳洞の入口あたりにである。ひとつの島にはひとつはあるという鍾乳洞であるが、その発見は最近のことらしい。
すばらしいとガイド氏が言っていたが、誠にお見事。私が今までに見たのは僅かだから、日本にもこんなのあるかどうか分からないけれど、度肝を抜かれたというのが本音。
立体的に見せるためにライトアップの色が赤や紫や緑でちょっと興ざめだけれど、高さも広さもその形も、王宮とよばれても遜色がないスケールである。
隣の鍾乳洞はこの4倍のスケールだという。思わず「これよりすばらしいですか」と聞きそうになってあわてて口をつぐんだ。
これこそ興ざめだものね。時間のないツアーには望むべくも無いから。
奇岩とも言える島の地層が90度隆起しているように見える。
船上に生きたままのシャコ・ハマグリ・蟹・エビ等を売りに来る。船の中で調理をしてくれるのである。海辺に住まない者には垂涎物なのねえ。りっぱなハマグリにコロッてなったけど、大きいって固いのねえ。果物も女性や子供が売りに来るのだけど、水上生活をしているのだという。
生ものはお持ち帰りができないのよ・・・・、別腹って言ったってねえ、残念だわあ。
そしてまたハノイまで190Kmのバスの旅が始まったのです。
シェムリアップまでの飛行機を待つ間、聞いたもんね「機内食出るんでしょうか」って。「まあ一応国際線ですから」とのことでしたが・・・・安全を期して「生春巻きとビーフン」をお腹に納めました。
ハイ・・・軽食がでました。でもほどほどにして夕食のフルコースもいただきました。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家