お電話をいただいた最後に年内はこちらにお出かけになられますか?とお聞きしたら「天気が悪いから・・・来春にするわ」と。
窓の外に広がる雲ひとつない青空を眺めながら、やっぱりその季節なのだと実感するのでした。
冬佐久が上天気な時は北陸は雪や曇りの日が多いのですね。
寒いけど青空がうれしい佐久です。
それでも通学途上の女子高校生はオーバーも着ず、ハイソックス姿でした。外気温マイナス7度。若さとは我慢できるということなのでしょうね。
でも冷えってすぐには結果が出ないけれど、お母さんになった時、生まれてくる赤ちゃんの元気度が違うそうですよ。胎内の中の血流が違うのだとか。
そしてやがておばあさんと呼ばれる頃になると・・・・出て来るんだとか。
骨の上がすぐ皮になっている関節を冷やさないことが大切なんですよ。
夕方この日の最後の陽光が平尾山を差していました。昼見ると灰色っぽくしか見えないのに、夕日をあびて真っ赤なほどに美しい山姿を見せていました。
気ぜわしさだけが付きまとう師走の一時の思いがけないプレゼントでした。
帰宅途中のフロントガラスから一番星が見えました。明日の朝はとっても寒そうと思わせる空です。
夕食後、学校の斡旋で購入した望遠鏡で孫娘と月と星を眺めます。でもこの望遠鏡だと見えないのです。目がなれてくる度に肉眼でも星の数が増えて生きます。彼女にはきっと私よりたくさん見えているに違いありません。
星を眺めるには澄んだ空気で最適な季節なのかもしれません。流れ星のひとつもと頑張っていましたが、マイナスの世界ではそうは頑張れません。
キラキラ輝く星を共に眺め、まもなく父親の赴任地に越していく孫娘に思い出をひとつ増やしてあげることができたと思ったのでした。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家