こんにちは、水口です。
ブログ書かずに、カツカレーを作っていました。
最近水口は現場だけでなく、家でも監督と呼ばれているとかいないとか、、。
さておき、今回は「実家の床が抜けそうです!」と緊急性が高そう、かつお住まいの親御さんが高齢の為、足元が心配だとご連絡いただきました。
お伺いすると確かに床がたわみ(たわむとか言うレベルじゃないぐらい)上を歩くと落ちてしまうところでした。
そこでご提案したのが、床の補強と合わせてフローリングの貼替えです。
普通にたわんでいる程度なら上からフローリングを貼れば二重になるのでそれだけでたわみは解消されるのですが、先程も言うたように「たわむ」というレベルを優に超えていましたので、今回は床下の補強も必要でした。
そのたわんでた箇所は廊下でしたが、玄関と一続きなので廊下だけをするわけにはいかず、工事する場所は玄関上がってのホールと廊下に至りました。
短期間で工事する必要がありますし、住みながらなので工事中ご家族はトイレに行ったり外出したりします。できる限りの配慮をしながら、工事にあたりました。
まずは、もともと貼られてあったカーペットを剥がすところから始めました。
「廊下にカーペット?」と不思議に思われましたか?40~50年前に分譲地で建てられた住宅に多く見られますが、廊下の床は板の上にカーペットで仕上げるというのがよく行われていました。
なぜかと言うと、材料不足の為だとか生活の洋式化だとか言われています。頻繁にお掃除をしていても、カーペットもそう長くは持つものではありません。今回のお宅も少なくとも40年以上は経っていると思われますから、毛羽立ったり、繊維も足に付いてきます。
そもそもカーペットがあると新しくフローリングを貼る時のボンドが効かないので剥がす必要があります。
工事のきっかけである廊下ですが、踏む度に5㎝以上沈んでいました。これ以上踏みこむのが怖くなるほどに沈みます。
ここまで沈むとなると湿気がどうこうではなく、根太と呼ばれる廊下を支える木材を止める釘の方がどうやらサビて折れてしまったのか、それが外れかかっているのかと推測しました。
カーペットを剥がしていきます。
段差解消も視野に入れて床の貼り替えの準備です。
カーペットを剥がした後は廊下の下地を電動のこぎりでカットし、原因を調査します。
ある程度の情報はありましたが、確定ではなかったので床下を直接見ることで原因がわかりました。
床下の環境は特に荒れてはいませんでした。見立てていた通り、純粋に床の下地材を止めていた釘がサビて折れてしまっていたようです。
それよりも現代ではありえないぐらい根太の間隔が広かったので、間に木材を足すべきだと判断しました。
根太の間隔を足した状態です。
「ホワイト、モカ、ホワイト、モカ、、、」
色が年代を表しています。
もともとの根太の間に新しい根太を追加しました。
根太の継ぎ足し完了後、コンパネを釘止めしました。
かなりしっかりしたので、満足いく仕上がりになる予感です。(^▽^)
カーペットを剥がした分を見込んだ厚みのフローリングを選定していましたので廊下から脱衣場までの段差も解消できそうです。親御さんもつまずく事が無くなったのではないでしょうか。
廊下は玄関とつながっているので、靴を脱いで上がる玄関框(げんかんかまち)をカバーするリフォーム框も取り付けました。
これで帰ってきたご家族も来訪客も印象が変わりますね。(^▽^)
廊下もフローリングを貼り、キレイに仕上がりました。
段差も解消でき本当によかったと思います。
「何よりも凹まなくなり安全に過ごせます」
と、H様ご家族に喜んでいただきました。
今回の工事で住まいのあり方を再認識できました。
安全に、より快適に、さらに感動を与えられる住まい改修をこれからもやっていきたいと思います。(^▽^)/
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