こんにちは。ミナクチです。
ライファ今治に定期的にご依頼をいただくY様。
先代からのお付き合いを絶やさず、この度もご依頼いただきました。有難うございます。
3階建て築45年以上のお住まいで、1階天井から水漏れがありました。
水道の職人さんに同行してもらい、その日のうちに水漏れのあった天井の一部を剥ぎ、漏水の原因を調査しました。
1階の天井裏から見る限り、2階のバルコニーにある電気温水器から浴室蛇口までのお湯の配管が劣化しているようです。
ただし、配管の劣化の範囲が濡れた天井の部分だけかはわからないので、
漏水部から浴室蛇口までの配管を交換する事にしました。
また、給水給湯は浴室の壁の中にあります。(こちらはタイル仕上げのブロック壁でした)
通常ならば浴室側からタイルやブロックの壁を解体して配管工事をするのでしょうが、それだと何日もお風呂を我慢してもらわないといけませんので極力工事範囲は最小限に抑えたいですよね。
浴室蛇口の裏側は和室でした。Y様にご相談するとこの部屋はほとんど使っていないとのことでしたので、和室の壁を剥いで配管をし直すプランを立てました。(タイルやブロックを壊すよりかなり効率の良い方法です。( ´∀` ))
原因がわかったので後日工事スタートです。
工事手順は次の通りです。
〈前編〉
~ お風呂に入るまで何日掛かる? ~
①工事範囲の養生をしました。(和室だったので畳から天井まで必要以上に丁寧にしました)
②電気温水器のバルブと上水道の元栓を閉めて、浴室の水栓金具を取り外しました。
③蛇口の裏にある和室の壁を最小限の範囲だけ開口し、給湯の配管工事をしました。
④念のため蛇口のパッキン交換と接続をしました。(既存の水栓金具です)
⑤1階の天井裏から古い管を切って水を抜きました。古い部分を取り除き、電気温水器と浴室に続く配管を新しい管に取替えました。
⑥上水道の元栓と電気温水器のバルブを開栓して機能点検をしました。
⑦開口した壁の下地工事をしました。(午後3時30分くらいに水道工事が完了したのですが、タイミング良く大工さんが取り掛かってくれました。)
なんと!1日目の工事でお風呂に入れるように仕上がりました。(よかったです。(^▽^)/)
〈後編〉
~ 切り抜いた壁 ~
ここからは、壊した壁と天井の仕上げです。切り抜いた壁に色を合わせるのが課題です。違和感の無いように仕上がるのでしょうか?
⑧天井の傷み具合を確認して点検口を取り付けました。点検口にすることで今後の点検もできますし、クロスを45㎝角貼るだけなので最小限の工事で済みました。(貼ったクロスは新しいので色の違いはありますね。もちろん了承済です)
⑨塞いだ壁下地の継ぎ目をパテ処理します。(壁の段差を無くし滑らかにします)
⑩元の壁のような質感にするためローラーで骨材入りの下地塗料を塗ります。
⑪色合わせした上塗り材を塗って仕上がりです。(すごい!工事したのがまるで分らなくなっていました!)
以上が工事内容です。
現場調査から原因究明、工事内容の的確な判断、職人さんの高度な技術のおかげで手早くできました。(塗料などの乾く時間を含めて4日程度でした)
Y様にもお喜びいただけて何よりです。また、定期点検に参りますのでよろしくお願いいたします。(^▽^)/
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