今回いただいたご依頼は玄関ドアを取替えてほしいというお電話でした。
これまで玄関ドアの取替えとなると外壁を一度剥がして、ドア本体と枠を外して...、と到底1日では完成できない工事でした。でも玄関が無い家で夜間過ごせますか?普通の方は「そんなの無理!」とおっしゃると思います。
そこでLIXILが「リシェント」という商品を2012年に発売したのですが、それが何とも画期的でした!
玄関の本体のみを取り外して「カバー工法」という方法で、残した枠の上から正にカバーして真新しい枠を取付ける方法です。先程申したように初代リシェントが発売されたのが2012年で、二代目のリシェントⅡが2015年、現行のリシェントⅢが2017年に。と、この短期間で改良に改良を重ねています。メーカーがこれだけ短いスパンでマイナーチェンジを繰り返しているというのはそれだけ需要があるからですよね。
それでは、ここから実際に施工した現場を使って、どうやって玄関ドアが新しくなるかご説明させていただきます。
まずは枠のみを残して本体を外していきます。今回の玄関ドアにはランマ(上部のガラス窓)もあったのですが、それも撤去します。
ここがカバー工法の真骨頂です!残した枠を正にカバーするように新しい枠を取付けていきます。
既存の開口との取り合いのところはコーキングを打って隙間を埋めていきます。
勘のいい方はお気づきかもしれませんが、新しい枠でカバーするということは開口幅はもともとのに比べて数センチ狭くなります。ただ、これは言わないとわからない程度です。
新しい枠が取付きました。ここからは新築の玄関ドアの取付け方法と同じです。
蝶番を付けてそれに新しい本体を吊り込みして完成です。
もちろん鍵のかかり具体やドアクローザーの微調整もこの時に行います。
この工事を朝から初めて夕方に終わらせるんです。なんということでしょ~(笑)
ウソのような本当の話なのですが、朝ご主人様がお仕事に出られて帰ってきたら別の玄関ドアになってるので「違う家じゃないかとキョロキョロして恐る恐る入りました」なんていうのもこのリシェントのあるあるです。
当たり前のことですが、玄関ドアを替えるということは鍵の部分も変わります。昔の鍵は防犯性も低く、ピッキングしやすいため泥棒さんが標的にする目安の1つらしいのですが、それを取り替えることによって狙われることも減ります。
また、鍵も最近では電子錠と言って車なんかで使われているリモコンキーだったりスマホで開け閉めできるものだったりと玄関を取り替えるだけで毎日のめんどくささが解消されます。ご老人がお住まいのお宅なんかはオートロック機能もあるのでそもそもの閉め忘れも無くなり安心です。
玄関ドアのリフォームはどこでもできるのかもしれませんが、その技術力や考え方は三者三様です。あるところですると段差が数センチつくのもありますし、外から見た時に下部を分厚いコーキングで仕舞いするのが通常施工だところもあります。新しい枠が必要以上にバカでかいものを採用するところもあります。
ライファ今治ではあたかも「リフォームして取り替えました!」というのよりは「最初からこのドアでしたが何か?」という主義ですので、手前味噌ですがキレイな仕上がりになると自負しております。
あまり重視されないかもしれませんが、昔のドアに比べると断熱効果も改良されてますので玄関での寒さも軽減されます。
通常生活されていて外に出ない日はあまり考えられないと思いますので、思い切って取り替えることでこれまでとは雲泥の差の便利さを手にすることができるこのリシェント!いかがでしょうか!?
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