今回、中古住宅を購入された方からインスペクションの依頼を受けました。インスペクション??何それ?という方も多いかと思いますが、去年の4月から宅建業法という不動産仲介の法律が変わりまして、中古住宅を仲介する場合は現況検査を受けなさいということになりました。その現況検査のことをインスペクションと言うのですが、これも誰でもできるわけではなく、資格が必要です。もちろん持っています(笑)
ここは天下の積〇ハウスが建てた鉄骨3階建ての戸建てですが3階のクローゼットを見るとこの有様でした。積〇ハウスが建てようが、大〇ハウスが建てようがメンテナンスをちゃんとしてないといけないんです。
早速屋根に上がって見てみると左の写真に小さくミミズが這ったようなのがあるのがわかりますかね。これは売主さんが雨漏りしてたからコーキングを打ったと言うのです。ただ、こんな風に打つだけじゃもちろん止まりません。2018年7月の西日本豪雨災害の時にだけ雨漏りしてそれ以降は漏れてないと言うのですがそれも定かではありません。
右の立ち上がりはシートが浮いています。これは自体は通気工法という工法なので、問題は無いのですが、先にも述べたように、その工法ならば定期的にトップコートを塗るなどのメンテナンスが必要です。
今回はこのシートを全部剥がしてウレタン塗膜防水にするか、また同等の塩ビシートを貼るかのご提案になると思います。
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