みなさんこんにちは！ 当社のシンボルツリーの桜も老木となり、勢いがなくなったものの、今年もつぼみを付け、咲くのが楽しみになってきた篠ケ瀬隆（ささがせたかし）です。

以前ニュースで見たのですが、毎年気象庁が行う開花宣言は靖国神社境内の桜を基準に行うそうです。

このお便りが届く頃には開花しているかもしれません。

　今月は天皇誕生日に行った"靖国神社"についてです。知り合いがある団体の行事で"靖国神社正式参拝"に行く、とのことで"普段なかなか経験できない"と便乗して申し込みしました。

特に今回は天皇誕生日のため、これを祝う儀式として神楽と巫女の舞を披露したあとに、正式参拝をするというものでした。

　参集殿で受付を済ませて時間まで待機後、案内に従って"拝殿"に通されます。実際の式は拝殿の奥の"本殿"で行っているのですが、別棟のため、ほとんど見えず、聞こえず、雪まじりの冷たい風が吹き込む中、じっと座って背後で一般の方が参拝する"音"を聞きながら寒さに耐えていました。長く感じた20分ほどの雅楽演奏と舞が終わったあとは、いよいよ本殿に移動して宮司の祝詞奏上です。ここは畳の下が床暖房になっており快適でした。

　参集殿に戻る途中でお神酒とお菓子を頂いて終了です。このあとは解散して隣接する"遊就館"の見学と昼食の時間ですが、遊就館はすでに何度か見学しているので早々に切り上げ、混まないうちに、と目指すのは前から行きたかった参道途中にある施設内に出店している"八千代食堂"。

ここは特攻基地で有名な鹿児島県南九州市知覧町にある基地の近くにあった陸軍指定の食堂"富屋食堂"を経営していた鳥濱トメさんの孫が監修しオープン。現在ひ孫が作った割下を知覧から配送したものを使っています。食事を提供する鳥濱トメさんは若い特攻隊員から慕われ、母親のような存在。何人もの隊員が出撃するのを見送ったそうです。ここでは富屋食堂でよくふるまわれていた"玉子丼"を再現して提供しています。

遊就館や知覧特攻平和会館に掲示されている若くして戦死した隊員の遺書は、残してきた妻や家族への感謝がつづられ、読むたびに

涙が出ます。

現在政治的なさまざまな問題がありますが、国会議員、自衛隊員の参拝はもちろん、ゆくゆくは天皇陛下にご親拝を復活して頂きたいと思います。どれだけ当人と遺族が報われることかと思います。