みなさんこんにちは!梅雨になり、紫陽花がより深く鮮やかに見える季節となりました。
今まで紫陽花は、花の色の違いだけだと思っていたら、お客様から変わった種類の紫陽花を頂く機会があり、以来、気にして見る習慣になりました。今月はニューヨーク編の3回目、主にミュージカルと言語について、です。
日帰り観光を終えると、夜はまったくのフリーになるため、せっかくならとミュージカルを見に行くことにしました。
今まで一度も見たことがなく、英語もわからないのに"本場"、"話のタネ"に、というだけの動機で行ってきました。
ホテルから西へ2-3ブロック、TVでよく見る"タイムズスクエア"の大きく、派手な看板を眺めながら歩いて向かいます。
ミュージカルは、内容の良し悪しなどまったくわからないのですが、選んだのは認知度のある「マンマミーア」と二日目は「ヘアスプレイ」です。
入った劇場はどちらも古く、趣はあるものの、座席は日本より狭いのではないか?というくらい窮屈で驚きました。
ほとんどの人が連れ合いとの観賞で一人では恥ずかしい感じでした。
ショウが始まったのは良いのですが、とても早口で聞き取れず、6か月間英会話教室に通ったことはまったく役立たず、でした。
でも表情や、仕草であらましはなんとなくわかり「話のタネ」になったからまあ良いかと自分を納得させながら帰途につき、ホテル近くのラーメン屋に入りました。
私のあとからカウンター隣に座った日本人の女の子に話しかけたところ、現在留学中だがラーメンの味が恋しくなり、休暇を利用してワシントンから来たとのこと。
日本人が日本人のスタッフに英語で注文するさまを見てなんだかおかしくなりました。
人種のるつぼのニューヨークだから不思議ではないのですね。
人間の原始は言葉を持たず、今でいう"テレパシー"で通じ合っていたのだそうです。
以来、言葉を操る頭脳が発達し人間だけが未だに争いを続けています。
この際、いっそのこと、言葉がない世界に戻ればどうなるのか?
"良い心の使い方"をするようになるのでは?と通じないミュージカルを観賞して、そんなことを感じました。
〈次号に続く〉
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