こんにちは。ナベカンスタッフKです。
先日ナベカンスタッフ3名と弊社代表で
LIXILの「住まいStudio」
へ行って参りました!
場所はLIXILショールーム東京の上の階で西新宿駅から徒歩4分ほどの場所です。
住宅の断熱性能の違いによる冬の室内温度の感じ方、夏の強烈な陽射しの対処方法など、一年を通して快適な暮らしを送るために必要なことを学べる「体験型ショールーム」です。
実際に「断熱をしたお家」とい「断熱をしていないお家」はどのくらい温度の差があるのか体験してみました。
【目次】
はじめに
まずはショールームの説明と断熱についてレクチャーして頂きました。
・ヒートショックで亡くなる方は年間19,000名いること。
・お部屋の温度が18℃以上あると健康状態が良くなること。
(健康意識の高いイギリスでは、冬における住宅すべての室温の最低基準が18℃)
・温度差が10℃以上あるとヒートショックのリスクが高くなる事などについて学びました。
まずは冬の家の体験を、昔の家→今の家→これからの家の順番で体験していきます。
冬の「昔の家」体験
【昔の家】昭和55年基準
日本で初めて設けられた「省エネルギー基準」による住宅です。住宅の断熱性能はこの基準からスタートしたそうです。
入った瞬間「寒い!!」
足を移動すると足裏の跡がついてしまいスリッパなしではいられません...
古い旅館で宿泊した記憶やおばあちゃんのお家にお正月泊まった記憶を思い出しました...
中にはサーモカメラがあり室内の温度がわかります。
温度が高いと赤く、低いと青く表示されるのですが窓や床が真っ青です。
一番当たってほしい身体部分には暖かい温度が当たらず天井へ逃げて行っているのがわかります。
サーモカメラ左側に暖房費が出ていますがこの部屋では28,000円/年 の暖房費を使用してます。
身体の上下で4℃の差ができると人は不快に感じるようです。
エアコンの風音もかなり聞こえるのにまったく温まりません。
奥に暖房のない別空間もあり移動してみました。まるで冷蔵庫状態です!
昔の家は窓も冷たいので分厚いカーテンで多少の断熱をするしかありません。
続いて「今の家」に移動します。
冬の「今の家」体験
【今の家】平成28年基準
現在の「省エネルギー基準」による住宅です。
より断熱機能の向上が求められるようになりました。
昔の家よりはまだ我慢できる温度です。
足の跡もつかなくなりました。
しかし窓の付近はまだ冷たい空気が流れています。
サーモカメラで見てみると...
部屋の奥に真っ青な場所が...
原因は換気口でした。冷たい空気がひんやり出ています。
新築住宅には24時間換気が必ず付いています。
従来の自然換気とは異なり、強制的に室内の空気の入れ替えを行う「換気設備」で2003年に新築住宅への設置が義務化されました。
意外にもこれが寒い...
暖房費は13,000円/年に下がっていますが羽織の物がないと寒い感じです。
非暖房の部屋へ移動しても温度差は非常に感じヒートショックの怖さを実感しました。
続いて「これからの家」に進みます。
冬の「これからの家」体験
【これからの家】HEAT 20 G2
居住者の健康維持と快適性向上を目的として民間団体・有識者で設立された委員会で定めたより高い基準による住宅です。
入った瞬間...「寒くない!」一同同じ感想です。
我々は夏服で体験しているのですが全く問題ない空間でした。
カーテンも薄手もので問題ない温度です。
サーモカメラでは部屋全体が赤~黄色に。
暖房費はなんと7,000円/年に!
青い部分はほとんどありません。
「昔の家」「今の家」「これからの家」のサーモカメラビューを見比べてみると暖かさがわかりますね。
エアコン温風の流れも昔の家は天井に暖かさが逃げて床が温まりにくい事が分かります。
そして「今の家」で寒かった換気口はというと...
高性能換気システムの「エコエア90」になっております。
エコエア90は外に排気する空気の熱を利用し、室内温度に近づけて給気するため熱ロスが少なく熱交換率90%で快適と省エネを両立し室内の温度を下げづらくします。
3つのお部屋の暖房した部屋としてない部屋の温度差はいかがでしょうか。
先ほどのレクチャーでヒートショックリスクは部屋の温度差10℃以上だとリスクが高いと聞きましたが「昔の家」は完全に10℃の差は超えています。
家の中の体験後は冬の屋外での体験です。
外から窓の冷え具合を確認してみます。
そしてサーモカメラでみてみると「昔の家」の窓が一番赤いです。
これは室内の暖房が窓に逃げてしまっている事を表しています!!
室内はあんなに寒いのにエアコンの暖かさが窓全体から逃げているなんて...
電気代がもったいないですね!
体感した所で断熱の仕方を確認してみましょう。
写真右から「昔の家」「今の家」「これからの家」の断熱方法です。
これからの家は上にも下にも断熱材が隙間なく入っている事と開口部の窓も複数ガラスです。
冬の寒い家の原因が理解できました。
断熱とは冬だけではありません。続いて夏の断熱について学びます。
夏の断熱について
お部屋が変わって南の窓と西の窓からの日差し体験です。
●南の窓
テラスから入ってくる熱い日差しです。
このような日差しにはボタンで設置できるオーニングでしっかりカバーできます。
<LIXIL彩風>
●西の窓
夕方に差し込む夕日です。
こちらは簡単に設置できるブラインドのように、手動でできるスタイルシェードでカバーできます。
<LIXILスタイルシェード>
日差しをカバーするだけでだいぶ涼しくなるのでエアコンの節約になり家計が助かります。
まとめ
断熱にはたくさんのメリットがある事を実感できました。
メリット1:ヒートショックを少なくする
メリット2:光熱費が安くなる
メリット3:健康に暮らすことができる
メリット4:暮らし方がかわる
素敵なリフォームにも憧れますがやはりお家は住み心地が大事なのだと実感した一日でした。
ぜひこれからリフォームを考えている方に体験して頂きたいショールームです!
ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ♪
最後は壁紙が素敵なお部屋でアンケート記入をして終了しました♡
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