床、壁の無垢材と、キッチンのステンレスの対比が美しい。キッチン位置を変更したことから排水管の勾配が必要となり、キッチンのみ床高を上げることに。そこで、あえて床材を石調にし異素材のものにすることで、デザインとして変化をつけた。
壁一面に貼った無垢のパイン材は、床の色と建具の色をストライプにさせることでアクセントとした。
間仕切りをなくし、広々とくつろげるLDKに。お気に入りの本や写真を置く収納棚は、見せる収納にこだわりオープンに。お二人の登山リュックが仲よく並び微笑ましい。
収納棚の一部には引き出して使うデスクを造作。集成材をコの字に組んだだけでは強度が弱いため、見えないところに補強金物をわざわざ掘り込んで隠してある大工こだわりの一品。
造作のオリジナル洗面カウンター。壁面にはお客様自らセレクトし取り寄せたモロッコタイルをアクセントに。
玄関ドアを開け、まず目に飛び込んでくる濃灰色の壁は、今回のリノベーションの総仕上げに、ご主人自らが黒漆喰を塗って仕上げたもの。家の顔となった。
担当者コメント
LIXILリフォームショップ雅の家 プランナー 野津 雄馬
デザインに関してはかなり具体的にイメージをお持ちだったので、無垢材や剥き出しのコンクリートをいかにバランス良く見せるか、3Dパースを使って綿密に打ち合わせを重ねました。 間取りに関しては廊下をLDKに取り込み、より広く開放的なLDKとするご提案をしました。洗面室へ直接アクセスできる動線も気に入って下さいました