施工例Ⅰ
ハイドアとは?
ハイドアとは、床から天井までの高さがあるドアのことです。
天井に合わせてドアの高さが決まります。
建具は開き方によって開き戸、引き戸、引き込み戸、折れ戸など様々な種類があります。
基本的にハイドアでも主要な開き方には対応しています。
また、ハイドアの場合は枠やレールの仕様によって印象が大きく変わるため見せ方によって
タイプが分かれます。
▶枠のない上吊り引き戸のハイドア
▶枠のない開き戸のハイドア
施工例Ⅱ
メリット
▶開け放つと開放感がある
枠のない引戸のハイドアで、レールが目立たないように処理されているものを開け放して
おくと、床も天井も隣の部屋と空間がつながって見え、開放感が感じられます。
▶空間がすっきりとスタイリッシュに見える
空間をすっきり見せるには、いかにラインを減らすかです。
一般的なドアを設置する際には、下がり壁(垂れ壁)になるため室内にラインが増えますが、
ハイドアにすることでラインを減らすことができます。枠なしにすればさらにラインが減
りすっきりスタイリッシュに見えます。
▶収納上部を有効活用できる
ハイドアは収納扉との相性も抜群です。
収納の扉をハイドアにすれば垂れ壁がない分、上部までものを収納でき、物の出し入れも
スムーズに行えます。
デメリット
▶通常のドアよりも費用が掛かる
ハイドアの価格は、一般的なドアよりも価格帯が高い傾向にあります。
メーカーや選ぶ種類によって価格は変わりますが、取り入れる際は予算内で可能かどうか
などを考えることが大切です。
▶種類によっては重さがネックに
ハイドアは通常のドアと比べて、高さがあり、重さもあります。
商品によって重さが変わらないこともありますが、開閉に影響が出る重さのハイドアも
あるためよく比較して選定するといいでしょう。
▶部屋によっては圧迫感が出る可能性も
ハイドアを設置する場合、部屋の広さとの相性も大切です。
コンパクトな部屋に取り入れる場合は、ドアの色次第では印象が強くなりすぎてしまい、
圧迫感が出てしまう可能性も。壁と同系色のドアを選ぶようにしましょう。
おすすめの設置場所
・リビングの間仕切り ― 開け放して使うと空間の広がりが感じられます
・玄関ホールや階段ホール ― 空間を印象付けるのに効果的。壁と同系色を。
・クローゼット ― 枕棚の上にものが置きやすく、出し入れもスムーズに。
・LDKに隣接したパントリーや洗面室 ― 家事動線を考えて設置すると機能的に。
まとめ
ハイドアは部屋を広々と見せ、開放感ある空間にしてくれます。
メリットが多いハイドアですが、取り入れる部屋の広さやイメージする部屋のテイスト、
さらには家造りの予算によっては、設置を慎重に考える必要があるかもしれません。
ハイドアの設置をご検討中の方は、メリットとデメリットも知った上でご自身のおうちに
取り入れるかどうかを決めると良いでしょう。
参考サイト/Panasonic室内ドア・内装ドア
https://sumai.panasonic.jp/interior/door/
参考サイト/神谷コーポレーション
https://www.fullheight-door.com/about_fhd/
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