住宅事業部の渡邊です。
関ケ原も桜が咲き始めやっと春を実感しております!
さて、先週の水曜日のブログはご覧頂きましたでしょうか?
(まだの方は こちら をご覧ください)
今回はこのブログの続きで住まいスタジオについてを書きたいと思います^^
昔の家、今の家、これからの家、それぞれの断熱はどの様に違うのでしょうか?
まずこちらが昔の家の断熱
【天井】
黄色の綿の様なものが断熱材です。
【壁】
外壁面には通気の為の隙間がありました。
【窓】
ガラスが1枚のアルミの窓が一般的でした。
【床下】
床下に薄い断熱材が入っていて、その下はすぐに地面です。
断熱材は薄く、窓ガラスも1枚のガラスで隙間が多くあることが分かります。
昭和55年の基準ではこの仕様で問題ないのですが、
外の冷気や熱気が隙間から入ってきそうですよね...
次は、今の家の断熱です。
【天井】
断熱材も分厚くなった事が分かります。
【壁】
断熱材が分厚くなっただけではなく、外壁の納め方が変わり隙間が少なくなっています。
【窓】
窓は2重ガラスに。
【床下】
床下に構造用合板、そして断熱材が入り床下の厚みが増しています。
今の性能の家は昔の家よりも、断熱材も厚くなっただけではなく、
家のつくりも変わり、外気を取り込む隙間が少なくなっていることが分かります^^
そしてこれからの家の断熱はこんな感じ。
【天井】
天井裏ではなく、小屋裏に密度の高い断熱材を入れます。
【壁】
壁の断熱材も綿の物から密度の高いボード状の断熱材に変わっています。
【窓】
窓ガラスは2重なだけではなく、ガラスの間に断熱効果のあるガスが入っているガラスです。
【床下】
床下の断熱は基礎の上に断熱材を敷き詰め、熱を遮断する方法に変わっています。
断熱材は棉状の物からボード状のものに変わり、
隙間が無くなっていることが分かります!
これからの断熱の方法に変えることで、
室内の隅まで温度差の少ないお部屋になり、
少ない冷暖房機器でお家全体の温度差が少なくなります。
温度差のあるお部屋は心臓発作などを引き起こすヒートショックだけではなく、
温かい所から動きたくなくなり、運動量も減り健康寿命も短くなると言われています...
これから家を建てる方、家をリフォームされる方は、
是非この機会に断熱についても考えてみてくださいね!