こんにちは。
営業事業部の町です。
本日はトイレ工事の紹介です。これは私ではなく、当店のスタッフが行った現場の紹介になります。今回もアドバイスのみで、あとは担当スタッフにて施工対応となっています。
E様はトイレの交換と内装材の貼替を希望されていました。壁紙は問題なかったのですが、床材がリノリウムとの事でした。この材料は特に剥がれが悪いです。業者や担当によっては剥がさずに重ね貼りになる事が多い床材です。重ね貼りするとその分厚みが出ます。バリアフリーな納まりが主流の現代の住居だと敷居との取り合いに問題出る可能性が高いです。聞いてみると重ね貼りすると敷居より床が勝ってしまうとの事でした。それだとその部分が剝がれやすくなってしまいます。への字金物を使用するのも何だし、あとトイレという事もあり衛生面も気にされ『貼替』を希望されているとの事でしたので一工夫入れた提案が必要だと感じました。
1日施工がマストなトイレで、さらに時間制約の厳しいマンションでの施工となると作戦を考える必要あります。そこを私がアドバイスさせていただきました。
【本施工前】
見た目には普通のCFと変わらないように見えます。触ると土足利用も可能な床材の為、表面が固いなどの違いあります。現調の際にはこういった部分もしっかりと確認する必要あります。よく見ているスタッフです。
やはり剥がれが悪かったそうです。特に人の体重がよくかかる場所はびくともしなかったようです。毎日踏み固められますので接着剤の貼り付きがよりよくなります。入口敷居周りと便器前部分は工具を使い剥がすしか無いかな?とアドバイスしました。マルチツールという工具を貸し出し、剥がし対応するように伝えさせていただきました。この写真を見ると苦労が伺えます。
剥がした部分をしっかりと養生し、この日の作業は完了です。この部分だけでも1時間半くらいはかかったそうです。大体想定していた時間での作業だったかと思います。養生→便器撤去→壁紙はがし→パテ打ち→壁紙施工→床はがし→パテ打ち→床施工→便器設置→片付け→使い方説明の工程を一日で行うとなると厳しくなってしまいます。なので施工前日とかの前段階で『便器付いたままの状態で剥がせるところまで剥がしておけばいいんじゃない?』と助言しておきました。担当が自分で対応したそうです。よくやったなと。
これであとは普通のトイレの入れ替えとなりました!!
【本施工】
いつものように養生し、まずはトイレを外します。
吊戸の扉や換気扇のカバーを外して、収納をビニールで養生し、下地処理を行います。
壁紙を貼ります。
ここからの剥がしは内装屋さんの仕事です。ドライヤーを使い、暖めながら剥がしていきます。こうすると床材が柔らかくなり剥がしやすいそうです。それでも便器設置され、荷重かかっていた部分は剥がれなかったそうです。先日のマルチツールを使用し、ここも対応したそうです。
アースシールで床の下地を慣らしました。床の調整用の下地材になります。工具を使用した場所は通常のはがしに比べ、下地が荒れてしまいます。
内装施工完成。今回はクッションフロアで施工させていただきました。クッションフロアでも店舗用で厚みと表面硬度あるタイプを選択したので、しっかりとした床になります。
今回は吊戸下をタイル調のアクセント壁紙にし、タンクレストイレで納めました。トイレの前出寸法が以前のモノより-100mmほどになりました。より広くトイレをご使用いただけます。
手洗い器とタオル掛けはそのままで施工させていただきました。どちらも施工完了後にウェットティッシュを使い、拭き上げしたそうです。紙巻器はKawajunのモノになります。二連でお洒落なタイプを希望されていましたのでこちらのメーカー品をおすすめしたそうです。ホテルや新築などでもよく採用されるメーカーで住設メーカーとはまた違ったラインナップあります。トイレが後ろに下がった分、紙巻器の位置も調整をして設置したそうです。
【仕様】
・便器:LIXILサティスS
・壁紙:サンゲツ(ファイン)
・床材:サンゲツ(店舗用)
・紙巻器:Kawajun
【施工期間】
・1日(本工事)+2時間(床はがし)
E様にご満足いただけるトイレが無事に完成しました。後進のスタッフも一歩ずつですが無事に育ってくれています。これからも一緒に頑張っていきましょう!!
営業事業部 町
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