こんにちは。
大久保です。
昨年秋から冬にかけて2か月ほど施工をしていたW様邸のご紹介です。
この他、玄関や浴室・洗面やトイレなども施工をさせていただきましたが、
まずは家の主役であるLDK空間の改修からご紹介させていただきます。
料理人である奥様の、そして家族の健康と団欒を支える場として・・・
夢のLDK空間を目指し、W様といつもの職人さん達、
そして微力ながらの私を含めた皆で作り上げさせていただきました!!
LDK部分だけで約1か月は施工していました。
キッチンの移動に伴い、開口部の用途変更(勝手口→窓)、
窓のサイズ変更に照明の配置やコンセント・スイッチの移設、
ドアの交換に床工事や下地工事と関連工事がかなりあった為です。
窓のサイズ変更となればもちろん外部工事も出ます。
それを在宅で・・・毎日生活の場をある程度戻しつつ・・・
W様の要望に『住みながらで何とか出来ないか』もありましたが、
きっとこの無謀にチャレンジするのは大久保だけでしょう(-_-;)
予想していた通り、毎日が綱渡りの連続でしたが、
そこは私の現場管理の腕の見せ所と何とかやり遂げました。
現場に来ている職人さん達は私の朝の準備、
そして夕方の片付け清掃のマメさに呆れていました。
朝7時30分~夜は19時頃まで、日中は作業補助付きで(-_-;)
これから何話に渡る中で私の奮闘も紹介をさせていただく予定です。
一回で紹介するには内容多過ぎますので・・・
まずは現況写真と私のマメな改修計画までを紹介させていただきます。
【現況写真】
・キッチン部分
・ダイニング部分
・南側(庭側)の窓辺
・リビング部分
何故か写真が暗く・・・。
一応雰囲気はわかるかと思います。
奥様の悩みは暗く圧迫感ある台所。
台所入口に大きな冷蔵庫あり、より圧迫感が出てしまっています。
ダイニングスペースへの配膳にも支障をきたしています。
リビングは収納が少ない。窓辺がなんか寒いな。
現調の時はただ採寸をするだけでなく、
お施主様の悩みをしっかりと聞く事も大切です。
そして自分の印象もしっかりと作っておきます。
お話には出ませんでしたが打合せしてる時に、
窓辺の結露が凄いなと私は思っていました。
さりげなくサッシやガラスの種類も確認しておきました。
お施主様だけで判断出来ていない部分も、
専門家として提案できる下準備をしていかないといけないので。
【計画内容】
・初回提案
W様邸を現調した際の希望や寸法などを図面に落とし込みます。
目指すべき方向を決める準備段階ですかね。
ここをさぼると・・・あとでえらいこっちゃ祭りの開催になってしまいます。
大変ですが大切な一歩です。
・見積もり作成の準備資料
現調後の打ち合わせで向かうべき方向、そして実現の可否も見え始めました。
ただ予算あっての改修計画ですので理想だけで進める訳にはいきません。
施工内容を抑え、金額も抑えられるプランも合わせて作成してみます。
この時点から部屋の寸法に合わせた設備提案も本格的に作成を始めます。
設備グレードなどでリフォーム総額も大分変りますので、
基本『松竹梅』の昭和な考え方のプランを作成してみます。
当社専属のプランナーの方に図面や私の身勝手で面倒な考えを押し付け・・・
Yさん、文句も言わずいつも私のプラン作成に
ご協力いただき本当にありがとうございます<(_ _)>
こうして理想と現実の行くべき方向がはっきりとしていきます。
・見積もり資料としての図面やイメージ
どんな間取りでどんな家具の配置。そしてどんな雰囲気になるのかな?
ここまで来ると自分が頼もうとしているリフォームの全貌がはっきりします。
そこから最終的な細部や行き違いの調整をし、契約に向かっていきます。
ここまで来るとお施主様とショールームに訪問し、
今までは全体に向けていた目を細部に向けていきます。
・パースイメージ
ある程度話がまとまってくると、よりお施主様にイメージいただけるように
このようなイメージパースも作成したりします。
大久保手持ちのソフトで作成している為、細かいところがどうしても・・・。
それでも色々な技を駆使し、イメージに近づくように作成しています。
10万円くらいのPro版使用すればかなりすごいのも作れそうですが、
現調、見積もり、図面作成、イメージ作成、契約業務に現場管理・・・。
最高のパース製作までやり始めたら・・・きっと死にます。
上記でもきっと十分な筈とこだわり性な自分に言い聞かせます。
・契約用図面
契約書に添付する図面です。
リフォームでは図面を添付したくないという方がいますが、
私はしっかりと図面提出させていただく事が多いです。
お施主様に後悔の少ないリフォームを提供する為には欠かせません。
・現場指示用図面
こまかい部分忘れないように落ち着いている時に
注意点や細かい内容をまとめて、色分けなどして図面に記載していきます。
私も職人さんも人間です。どんなに打合せしてても忘れる事あります。
こうしておくと現場でわさわさと色々確認している時の忘れもの少なくなります。
あと記憶するという作業に手書きは結構いいみたいです。
なんかで見ましたが東大の合格者の勉強法に『手書き』はあるそうです。
『記憶する』を頭の中だけで完結させず、『書く』という事で体も動かし、
色々なものを連動させる事によって、より深く記憶する事が可能になるそうです。
あとは『記憶の宮殿』という方式もあるようです。
頭の中に作った宮殿に物を収納するように『記憶』を詰め込んでいき、
必要に応じてその宮殿に入り、必要な情報を収納した部屋に行き呼び起こす・・・。
これはかなり変態的な頭脳の持ち主でないと難しそうですね(-_-;)
興味持った方は調べてみてください!!
相変わらず脱線の多い紹介になってしまいましたが、
以上が現場調査~着工に至るまでの準備になります。
次回は着工からキッチン設置準備あたりまでをご紹介出来ればと思っています。
ではまた。
大久保
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