こんにちは住まいメイトの井上です。先日の連休を利用して、寺泊と水上へキャンプに行ってきました。
このような仕事をしているせいか、車窓から建物を見てしまいます。今回行った寺泊は、海の町・雪が降る町
なので、群馬とは全く違うなと実感しました。外壁が板張り、漆喰が多く素材そのままの色合いで落ち着いた
街並みでした。板張り(杉)は、塩害に強いです。群馬では、白やピンク、みどりなど......色とりどりです
が、新潟は『日本の原風景』といった感じです。ベランダの軒先に干し柿をつるしてる画がピッタリな家です。
板張りのメリットは以下のような事があります。
1)風合いが良い
ウッド調のサイディング等、色々な建材が今はありますが工業製品には出せない本来ならではの風合いの良さがあります。
また、年月が経つと木部の色が変化しグレーぽっくなり、それはそれで味わい深い雰囲気です。劣化ではなく経年美化とし
て素材の変化を楽しむことが出来るのも魅力です。
2)長持ちしてメンテナンスがしやすい(コスパが良い)
材料単体の耐久性で考えると、美観を損なっても大丈夫であればノーメンテナスで大丈夫な素材も意外にあります。しかし
その素材同士を継ぎ合わせているもの(多くはコーキング材というシリコン)は、どうしても劣化してしまいます。劣化す
ると 防水面で不安があるので、数年に1度補修が必要です。一方木材は、法隆寺などの歴史的建造物のようにとても長持ち
します。
3)部分的な貼り替えがしやすい
部分的に反ったり割れたり、また腐ったりしまった場合も、その部分だけを貼り替えできます。
外壁材1つでも、メリット・デメリットがあるので、素材やデザインの要素から合ったものを選んで形になっていくのがまた楽しみですね。
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