しまうものに合わせて収納を設計した和室
リビングとの段差を解消した和室は、2面の壁すべてが収納。押入収納は布団の幅に合わせてコンパクトに、小物がしまいやすい奥行小さめの可動棚、大開口で見やすい大型クローゼットと、しまうものに合わせて設計しました。奥行の違いを活用して、収納の裏に位置する部屋からもたっぷりの収納に。【建具:ラシッサS】
キッチンをずらしてクローゼットを増設
洋室(2)にクローゼットをつくるため、キッチンの位置を80センチほどリビング側にずらしました。それでもキッチンは220cmから240cmへとサイズアップ。キッチンがずれたことにより、柱型が背面収納と干渉しましたが、その部分だけ奥行の小さい吊戸棚を設置してスッキリと納めました。【キッチン:シエラ】
壁の位置をずらして浴室をサイズアップ
もともと1216サイズで小さめだったユニットバス。壁の位置を7cmほどずらしたことで、1317サイズを実現しました。【ユニットバス:リノビオV】
使いづらい収納をなくしてスタイリッシュになったトイレ
もともと壁についていた引戸の収納をやめて吊戸棚に変更。見た目もすっきりとスタイリッシュになりました。埋めてしまった収納は、リビング側から電話台として使えるように造作しました。【トイレ:アメージュZ】
洗面脱衣室を広げてたっぷり物干しスペースに
もともとは、隣の洋室のクローゼットのため変形した部屋でした。広さはあっても使いづらく、掃除もしにくいということで、不便されていました。そこで、活用されていなかった洋室のクローゼットをなくし、洗面脱衣室を広げて物干し用のハンガーパイプを2本設置。洗濯機も奥に移動することができ、洗面台は75cmから120cmまでサイズアップすることができました。【洗面台:エルシィ】
サッシのカバー工法や内窓、壁断熱で快適に
築40年以上のマンションは断熱性が悪く、冬の寒さと夏の暑さにお困りでした。そこで、窓と壁をしっかり断熱して快適性を高めました。一番人目につくリビングの窓は、カバー工法(既存サッシにかぶせて新しい窓を取付け)で見た目も新築のように生まれ変わりました。洋室は内窓を取り付け、場所に合わせてコストを調整。また、外に面している壁は全て断熱材を入れました。【カバー工法:プローゼ/内窓:インプラス】
担当者コメント
LIXILリフォームショップ水工房 リフォームアドバイザー 半田志乃舞
G様とは、水工房の完成見学会で初めてお会いしました。後からお聞きしたお話では、そのときすでに水工房にお願いしようとお決めいただいていたそうです。やはり、見学会で実際の仕事をご自身の目でご覧いただくことが、お客様の安心につながっていると感じます。 家族構成により大きな間取り変更の必要はありませんでしたが、お風呂のサイズアップ、収納を増やすなどのご要望をお聞きした上で、部分リフォームよりもスケルトンリフォームの方が適していると判断。それにあたり、住宅ローンのお借り換えなどもご案内し、お打合せから工事までスムーズに進めることができました。 外周面の壁の断熱、カバー工法でのサッシ交換、床の段差を解消したりと、ほとんど間取りは変わっていなくても快適性は格段にアップしました。 築年数は40年を超えていますが、内は新築同様、気分も新たに豊かな生活を送って頂ける事と思います。