床と壁に国産の杉材を使い、無垢の風合いを損なわないようキヌカ(米ぬかが原料の保護材)を塗りました。飾り棚の部分にはモザイクタイルを貼りお部屋のアクセントに。一部屋にしたことで広くゆったりとした空間に杉の香りが漂う、自然が感じられるリビングとなりました。また、リビングのドアにはパインの無垢材を使用し、握り玉のドアノブ、ご主人こだわりのチェッカーガラスを入れ細部までK様らしさを表現しました。
会話がはずむ収納たっぷりの対面キッチン
対面式にした事で開放的になり、作業中でも会話がはずむキッチンに。収納は、メーカー品を特注対応して底板をなくし、使い勝手に合わせてカスタマイズしました。床にはモルタル調のフロアタイルを貼り、キッチンの華やかな赤色と合わせコーディネート。
大きくサイズアップしたユニットバス
浴室の入口の段差をなくしバリアフリーに。壁の位置をずらしたことで、浴槽の大きさが20cmもサイズアップしました。床と浴槽のまたぎ高さも少なくなり、よりリラックスできるお風呂になりました。寒く滑りやすいタイル貼りから、床は滑りにくく断熱と水はけに優れた床に変更。タイル浴室独特の冬場のヒヤリ感がなくなり、ゆったりと入浴を楽しめるお風呂になりました。 壁パネルの鏡面仕上げと床は防汚性に優れているので、お掃除もしやすくなりました。
杉の香りが迎えてくれる玄関
玄関からリビングへ向かう廊下を無垢の杉フローリング貼りに。ドアを開けた瞬間漂う杉の香りが、家に帰ってきたという癒しを与えてくれます。 玄関のたたきには濃色のタイルをあしらい、空間全体を引き締めました。玄関収納は、収納力が2倍になりましたが、足元を浮かせているのですっきりと広さを感じます。
照明とアクセントクロスが映える落ち着いたトイレ
アクセントクロスを貼り、K様の思い出がつまった照明を取付けました。壁面の埋込収納も、奥行を広げた新しいものに交換。落ち着きと清潔感のあるトイレに仕上がりました。
圧迫感のある狭さを和室とリビングを1部屋にする事で解消。
元はリビングと和室の2部屋で構成されていて、家具を置くと狭さを感じていた間取りを、間仕切り壁を取り払い広々とした空間に。孤立していたキッチンも対面型にする事で、リビングとも一体感があり会話の弾む空間に。玄関からリビングにかけ国産の杉材を使い、帰宅と共に杉の香りが出迎える安らぎの空間に仕上げました。
施主様コメント
水工房さんを知ったのはリフォームを検討している時にホームページを見つけた事がきっかけでした。地域に根ざしたお店で、リフォーム後も色々と相談できそうだと感じた事や、自分達の仕事に丁寧にそしてこだわりを持って向き合っている事を感じたのでお願いさせて頂きました。初めは具体的なイメージを持っていなかったのですが、お話をする中で、考えを引き出しながらまとめてくれた事には驚きました。リフォーム中何度か現場に伺わせて頂いたのですが、いつも作業場がきれいに整理されている事や共通通路など養生部分まで清掃されている事に感心し、安心してお任せする事ができました。肝心のリフォームの仕上りは大変満足のいくもので導線の幅や棚の高さなど細部にわたってそこで生活する人の事を熟慮されたつくりである事を日々感じています。「自然の心地良さ」を感じられる家にしたいという願いは見事カタチになっていて毎日家に帰るのが楽しみになっています。