15畳のスペースに4人分の個室をつくる
お子さんは14歳の長男を筆頭に、12歳の長女、次女9歳、三女7歳の4人がいます。
それまでは4畳半に長男、6畳の部屋に3人の娘さんが共同の子供部屋として使っていました。
しかし成長とともに、それも手狭に。お年頃にさでもあるので、個室を与えることにしました。
ご夫婦からの依頼は、それぞれ均等なスペースにすること、そして将来お子さん達が独立された後のことも考慮することでした。
水工房では、互い違いベッドを使ってスペースの効率化を提案。将来の部屋変更にも対応できるように、各部屋の入り口はドアなどでふさがず、ロールスクリーンでゆるやかに間仕切る設計に。
一方で、お子さんそれぞれに好きな壁紙を選んでもらい、カーテンと併せて「自分だけの城」を実現。既製品のベッドにさまざまな物を掛けられる「有孔ボード」で、自分なりのアレンジができるように工夫をしました。
また、各部屋にはエアコンを設置。ドレンは排水管につなぎ、配管は壁や壁に埋め込んで、見た目もすっきりさせています
水廻りが得意な水工房ならではの大移動で、見晴らしの良い快適なキッチン
浴室・洗面・トイレを1箇所にまとめるなど、効率化の関係で窓側に移動しました。ご希望は食洗機をビルトインタイプにすることと、天板上の作業スペースを広げること。
ショールームでご一緒に見て回った結果、クリナップの白くて明るいキッチンをセレクト。コンロは今まで使っていたものをリフレッシュさせてビルトイン。
使い慣れたコンロを引き続き使う、環境にやさしいキッチンリフォームを実現させました
サニタリーは1箇所にまとめてコンパクトに
6人家族に二つの洗面ボールと二つのトイレで朝の準備渋滞を解消します。
ただしマンションは専有面積が決まっているので、増やすことはできません。
限られたスペースの中で今まで以上の機能を盛り込むには、空間の効率化が欠かせません。
そこで今回のリフォームでは、浴室、洗面、トイレといったサニタリーを1箇所にまとめて、廊下などのスペースを極力減らしました。
その結果家事動線も短くなり、時間短縮が実現しました。このほか、洗面まわりの収納力を強化しています。
鏡の裏に大収納のある大型の洗面台をセレクト。2ホール化で、朝の忙しい身支度もスムーズになりました。
図面で見ると、水まわりはかなりの大移動になりましたが、水まわりのリフォームは水工房にとって得意分野のひとつ。
複雑な配管になってもしっかりと勾配をつけ、水漏れのない安心できるサニタリーが実現しました。
収納量を増やしていつもきれいな玄関に
子ども4人の成長とともに、分譲時から備わっていた玄関収納が手狭になっていました。応急的に、市販の壁掛けワイヤー収納などで何とかやり繰りしていましたが、それでも玄関の床には、常にしまうことの出来ない靴であふれていました。
今回のリフォームでは今まであった玄関収納を大容量タイプに変更して、さらに反対側にも収納を増設。
リフォームによって、家族6人の靴をきちんとしまえるきれいな玄関になりました。
収納を増やしてパソコンスペースを確保
リビングの壁面収納は、以前に水工房で造作したものです。DVDやパソコン周辺機器などサイズに合わせて施工いたしました。
気持ちよいほど収納できます(施工費47万円)。
今回のリフォームではこれを残して、床・壁・天井をリフォームしました。
ご希望は、パソコンコーナーを設けること。そこでリビングの入り口に、パソコン用デスクと壁付け収納のスペースを設けました。
必要なときだけ室内に干せる”天井付け”の物干し竿が大活躍
6人家族ですので、お洗濯物は当然多いのですが、雨の日や夜などイレギュラーなお洗濯の際に天井付けにしている物干しを下ろして使える『ホスクリーン』という商品が大活躍です。
キッチン側に一つ、寝室に二つ設置しました
施主様コメント
今まで子ども4人には、3段ベッドなどを駆使してぎゅ うぎゅうの共同生活を強いていましたが、今回のリフォー ムで4 人の子ども全員に個室を与えることができました。 個室には壁紙やカーテンなど、4人それぞれの好きなも のを選ばせてもらいましたが、それによって自分の部屋 を持つことへの責任感が生まれたようで、普段の生活で も自律心が養われてきたようにも思います。 またトイレへの動線も短くなり、洗面室を大きく、化 粧台も2ボウル化してゆとりを持たせてもらったので、 朝の慌しい身支度もスムーズになりました。 キッチンは今まで奥まったところにあったのですが、 今回のリフォームで明るい窓側に移動したので、手元も 明るくなりました。リビングダイニングとの開口部も大 きくなったので、家族との会話も弾むようになりました。 そのほか、無線LAN の電波の飛び具合など細かいとこ ろにも手を入れてもらい、とても満足しています!