屋根の軽量化耐震リフォーム
瓦から軽量瓦へ葺き替える事で建物の軽量化になります。地震で揺れる際に地面から高い場所が振り子のように揺られる事から屋根の重量を軽量化する事で建物の揺れを抑止する事が出来ます。
一部欠損していた柱材の補強と耐力壁の追加
耐震性能を向上させるためには既設建物の壁バランスを考慮して筋交いを設ける事が必要となります。昭和59年頃の建物の多くは南側の採光を確保するために大きなサッシが南側に設計され、耐力壁の多くは北側に設計されています。また、親戚やご近所の方が集まる事も多く来客用の和室を続き間として設計する事が多くありました。その為か南側の耐力壁が非常に少なく、不安定な状態で揺れてしまいます。現在新築で建てられている建物は東西南北全ての方向に耐力壁をバランス良く設計してあり耐震性に優れています。今回のリフォームでは、自社耐震診断によりバランスが悪い箇所に耐力壁を設けることで耐震性にも配慮したリフォームを行いました。また、剛床にする事で耐震性と水平レベルの調整を行いました。
車椅子でも安心。楽々出入り可能なひきドアの設置
引き戸と開き戸が融合されたドアを設置致しました。既設の柱を動かさない限り出入り口有効幅の確保が困難でありましたが、このひきドアを設置することで車椅子でも楽々出入りが可能になりました。こちらの製品はお客様が外出先で見つけた製品で私も初めての工事となりました。インターネットでメーカーを検索し大工さんに取付けをお願い致しました。メーカーさんによると一般の住宅ではほとんど使われていないと言っていましたがとても便利な製品でした。お客様も私も大喜びで、今回のリフォーム工事のなかで一番こだわった部分であったと思います。
駐車場から安全かつ雨に濡れない玄関までの動線確保
元々駐車スペースが狭く車の乗り降りが困難で、雨の日では完全に濡れてしまします。駐車場の工事やエクステリア工事も提案させて頂き。駐車場の勾配も使いやすく安全な設計を心がけて工事させてもらいました。