みなさんこんにちは
京田辺市 注文住宅 リフォームの リクシルリフォームショップ 木村工務店 粟倉です。
今年の夏は異常なぐらい暑く、35度以上の日が何日もありましたが、みなさん体調は大丈夫ですか?
毎日現場作業で頑張ってくれている職人さんでも、今年の夏の暑さは異常みたいです。
もうすぐ9月で夏も終わる時期なのですが、まだまだ熱中症には気を付けてお過ごしくださいね。
さて、今回ご紹介させていただく現場はOB様のお家で外壁の塗装と屋根の葺き替えをさせていただきました。
その中でも、今回は屋根の葺き替えをご紹介させていただこうと思います。
今回のお施主様は屋根の見た目や雨漏りなどの不具合を気にされてのご依頼でした。
現状では雨漏りはしていなかったのですが、北面の屋根によくあるコケや汚れなどがありました。
だいぶ劣化が進んでいたわけではないので、大至急工事をしないといけないことはなかったのですが、
何か問題が起きてから慌てて工事をするよりも今のうちから落ち着いて工事ができるタイミングで工事をされたかったみたいでした。
今回の屋根はカラーベスト(スレート)の屋根なのですが、工事の方法はいくつかあります。
現在の屋根をめくって今ある屋根を撤去後に新しく屋根材を葺く方法か、今ある屋根の上に新しい屋根材を被せていく方法とあります。
今回は今ある屋根を撤去して新しく屋根材を葺く方法で工事をさせていただきました。
新しく葺く材料も鉄板ではなく同じ材質のカラーベストを葺くことになりました。
屋根の工事は、足場を組み立てたら、まずは屋根の棟などにある鉄板を撤去してから上から順番にカラーベストの釘を一本ずつ手で抜きながらカラーアベストをめくっていきます。
この時に、カラーベストをできる限り割らないように撤去しないといけません。どうしても、丁寧に作業をしていても少し欠けてしまったりすることもあるのですが、
機械などを使って切断したりいい加減にめくって割ったりしてはいけません。
それは、2006年より前のカラーベスト(スレート)にはアスベストが含まれている可能性があるからです。
カラーベスト(スレート)は普段何もしなければ飛散しないタイプのアスベストが使用されているのですが、カラーベスト(スレート)が割れたりすると、
目に見えない大きさのアスベストが飛び散ってしまいます。ですので、できる限りカラーベスト(スレート)を割らないように丁寧に作業をしないといけません。
カラーベストが撤去できると次は、防水シートを新しく貼っていきます。
その時に、野地板といわれる屋根の下地材が痛んでいたり、段差などがある場合は、野地板を全体にもう一枚重ねて貼ることもあります。
野地板に段差があると、カラーベストの上を歩くときに割れてしまう可能性が高くなるからです。カラーベストは薄くて軽いのが特徴なのですが、
セメント系のモノになるので力が加わると割れやすい性質があります。
ですので、屋根にカラーベストを葺くときは段差などができないように気をつける必要があります。
今回のお家は野地板の痛みや段差などがなくしっかりしていたので、そのまま防水シートを貼っていきます。
防水シートを貼るときは、軒先側から棟の方に向かって貼っていきます。
防水シートがきれいに貼れたら、次はカラーベストを葺いていきます。
カラーベストも軒先側から順番に吹いていきます。カラーベストが実際に見えているのは半分くらいで、残りの半分は上の段のカラーベストの下に隠れています。
上下半分ずつ重なっているので、万が一見えているカラーベストが割れてしまっても、もう一枚カラーベストが隠れているので野地板や防水シートが露出する可能性が少なくなります。
また、上の段で隠れているところで釘留めをしているので、表面に釘が見えなくなりきれいに仕上がっていきます。
カラーベストが吹き終わると最後に棟・壁際に水切りとコーキングなどで水が入らないように蓋をして完成です。
棟の板金には換気棟という換気口がついている物もありますよ。
屋根の葺き替えには、屋根材の種類、方法がいくつかあります。
屋根の重さ・耐震性や寿命、屋根材の費用や今ある屋根材の処分する費用、あとは屋根の形や角度によって使える屋根材が変わってきますよ。
単純に今と同じ屋根材に葺き替えるだけじゃなくいろいろなことも考えながら葺き替えるのをおススメします。
みなさんも、屋根のことで心配なことやわからないことなど、ご相談があればお気軽にお問合せくださいね。
みなさんの条件や状況などに合わせて提案させていただきますね。
それでは今回はこのへんで
京田辺市 注文住宅 リフォームの リクシルリフォームショップ 木村工務店 粟倉でした。
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