今回は、前回①(中古物件の購入を検討される方へ①)の続きで、中古物件のご購入を検討されている方に向けてお伝えさせてもらいます。
中古物件を選ぶ際に皆さま一様に悩まれる方が多いです。
勿論、私たちもどれか1つ選ぶ立場になれば同じように悩むと思います。
建物の現状、立地条件、日当たりなどあげればキリがないかもしれません。
そこで建物のプロとしてインスペクションをする場合、どの様な箇所を確認するのか?
注視するべきなのかを簡単にお伝え致します。
中古物件、どこをよく見るべきか
中古物件に完璧なものはありません。
車で言うところ、新古車の様なものは建売の売れ残っていた家や払い下げのモデルハウスくらいのもので、
大概の中古物件は実際に人が住まい、使い、多かれ少なかれ屋根や外壁にも痛みがあるものが大前提です。
購入を検討する時に見た目に目立ちやすい壁紙が汚い、水廻りの使用感、そんなものはどの様にでもなります。
見るべきはそこではありません。
既存住宅インスペクションでは建物のプロとしてその建物が現状どのような状況にあるのか?
劣化状況の度合いは?早急な補修が必要なものなのか?
問題があると思われる個所の有無を客観的に報告します。
例えば、外部の劣化状況によって雨漏りのリスクが想定できて
修繕が必要な場合、住宅購入後にもある程度の修繕費がかかる事が事前に予測できます。
中には建物の傾きや基礎の破損など修繕が不可能な問題もあります。
※基本的に目視で確認できる範囲になりますので隠ぺいされている箇所については確認が出来ない箇所があります。
良い点、悪い点共に理解した上で決断を
中古物件を売ろうとする側からすると物件の悪い所は少ない方が良いものです。
既存住宅インスペクションは良くも悪くも物件の現状をつまびらかにする為、物件の販売側からすると積極的には進めない事もあるようです。
問題があれば購入をやめるべきと言いたいわけではありません。
仮に問題な箇所があればその部分の修繕にどれくらいの予算がかかるのかも検討した上で物件の購入を判断すれば良いのです。
重要な事は❝知っておく事❞なのです。
京田辺市で中古物件の購入、リフォームを検討されているなら木村工務店にぜひご相談ください。
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