近年、空き家の増加や資材の高騰など様々な要因から、建替えや新築ではなく中古物件のリフォーム・リノベーションを検討される方も多くなったように感じます。
10年、20年前に比べ中古でも質の良い家が市場に出回っている事もあり良い選択肢が増えたと思います。
ただ、私達にご相談頂く中でも少し疑問に感じる中古物件を購入される方や、実際に購入されて苦労される方も少なくない為、気を付けて頂きたい事をお伝え致します。
既存住宅インスペクションを受ける
最初に結論から言います。
既存住宅インスペクションを受けて物件購入の判断材料にしてください。
現在の法律では既存住宅インスペクションの実施の有無と説明、インスペクションの斡旋の可否の提案までは義務化されていますがインスペクションの実施はまだ義務化されていません。
費用も掛かりますし、いろんな物件で悩んでいる段階では必要ないかと思います。
ただし最終的な決断をする物件では実施される事をおすすめします。
【既存住宅インスペクション】費用5万円前後※私達でも対応可能です
有資格者の専門家(既存住宅状況調査技術者)が住宅の既存状況を客観的に主に目視による確認をして報告する事
買主は報告内容を元に劣化箇所などの改修検討もふまえた上で購入判断が出来る。
※既存住宅状況調査技術者は公的な建築資格の取得が前提の国土交通省認定の調査者に依頼しましょう。
全ての不動産業者さまが同じとは言いませんが、不動産業者さまは物件を売る、仲介する事がお仕事です。
物件の販売などに関しては専門家ですが、建物の状況や構造に関しては専門家であるとは限りません。
現在、私達がお取引をさせて頂いている不動産業者さまは皆さま信頼のある不動産のプロですが、世の中には後から手のかかりそうな物件を何食わぬ顔で進める不動産営業マンがまだまだいる事も事実です。
購入されたあとに悩ずにすむように、第三者の❝建物のプロ❞としての立場からのインスペクションは必ず実施されることをお勧めします。
リフォーム、リノベーションの際は既存住宅状況調査技術者の在籍する木村工務店へお任せください。
つづきはこちら(中古物件の購入を検討される方へ②)
一覧へ戻る