ご家族の歴史が刻まれた大切な蔵を、現代の蔵（収納）として使うためにリフォーム
静岡県 富士市Ｉ様邸 2024年12月 7日
お母さまの嫁入り時に作られた蔵を、次の代でも大切に引き継ぐようにリフォームしました。
外部は雨漏りが見られたため防水処理を施した後、塗装で仕上げました。
| 工期 | 35日 |
|---|---|
| 費用（税込） | 300〜500万円 |
| 建物種別 | 戸建て |
ビフォー・アフター
その他、リフォーム空間
新旧が調和した蔵のリフォーム
入り口の木製扉は新調しましたが、伝統的な雰囲気を残すデザインで仕上げています。また、明り取り部分には防虫網を設置し、機能性も向上させました。床は腐食と鼠害が見られたため、床下地から造り直し、耐水合板を使用して丈夫で長持ちする構造に仕上げました。壁は、既存の漆喰が基盤から浮いていた部分を撤去し、新たに漆喰を塗り直しました。これにより、明るく清潔感のある空間が完成しました。伝統を守りつつ、現代の快適さを取り入れた新旧が調和する美しい仕上がりが特徴です。
担当者コメント
LIXILリフォームショップイデキョウホーム 店長 塩川昌明
頑丈な造りの蔵でしたが、築50年が経過し、今後の活用について「撤去するか存続させるか」というご相談をいただきました。整備された庭に重機を入れるのが難しいことから、最終的にリフォームを選択されました。現場調査の結果、陸屋根の防水機能が劣化していること、内壁に雨水によるシミが見られること、床下にネズミが住み着いていることなどが判明しました。また、長年使用される中で不要なものが増え、内部のチェックが難しい状況でした。今回のリフォームで、外観・内装・収納スペースをすべてリフレッシュし、気持ちよくご利用いただける蔵へと生まれ変わりました。 また永くご利用できます。ありがとうございました。