皆さんこんにちは、ショップ店長の塩川です。

先日リフォームが完成したお客様の家でちょっと気になった事を上げたいと思います。

工事前に家を調査する際に、2階の4部屋ある洋室の一つに入った自分は突然悪寒と吐き気に襲われました。

熱があるというわけでもなく、ただ気持ち悪くなりました。

理由はその時はっきりとはわかりませんでしたが、少し床が傾いている事が気にはなりました。

工事が始まり、1階の天井を撤去してその時なぜ気持ち悪かったのかがわかりました。

2階の洋室の床組みを支える梁が半ば折れかかっていました。

床の傾きもその梁が原因でした。

もし気づかずにいて強い地震でもあったらその梁は折れて住宅に甚大な損害をあたえていたと思います。

この梁が折れかけたのは、経年劣化が原因ではありません。梁の組み方に問題がありました。

実際その家では他にも、自分では考えられないような梁の組み方がされている所が4か所ほどありました。

設計する人、造る人の技量が足りなかったのではと推測出来ます。

この家のダメな梁組が安全と思われるまでに支える柱、梁を入れました。今は心配ありません。

道具が便利になりすぎて、大工さんに限らず、あまり知識のない人が建築の仕事に携われてしまう事も少し心配です。

これからは、建築業に携わるすべての業種に資格を持たせるべきではと思います。

家を持ちたいと思うすべての人が安心して暮らせる家を提供したいものです。