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我が家は大丈夫? 雨漏りの原因となる屋根の例を紹介

そろそろ梅雨の時期が迫ってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

昨今は台風などの風雨による被害が多くなり、「我が家は大丈夫だろうか」とご心配の方も多いと思います。

そこで、今回は梅雨の時期に多い雨漏り相談について、原因となる屋根施工を紹介していきたいと思います。



まずは、今回ご相談をいただいたお客様宅の写真。

強い風が吹く雨の日に、玄関上から雨漏りがするので見てほしいという内容でした。

DSC04569-min.JPG

立派な瓦屋根が葺かれており、屋根材そのものに劣化は見られませんが、一部外壁と接している部分があります。

ここを剥がした様子が、次の写真です。

雨漏り屋根2

瓦を剥がしていくと、屋根の下地と外壁が接している部分が見えてきます。

(こういった箇所を、屋根と外壁の「取り合い」と言います)

この屋根と外壁の取り合い部分に、防水処理がされておらず、ただ瓦が敷き詰められているだけとなっていました。

風が強い雨の日に、雨が流れ込むことで、取り合い部分から雨漏りが起きていたようです。

雨漏り屋根3

屋根と外壁の取り合い部分にL字の板金を回すことで、雨が吹き込んできても排水ができるように補修します。

また、瓦屋根の下地に木部がむき出しとなっていますので、この後アスファルト製のルーフィングという防水シートを敷いていきます。

このように屋根材の下地に敷く防水シートのことを「二次防水層」と言ったりしますが、

古い家では二次防水がなかったり、すでに劣化していて防水機能が失われていたりします。

瓦やコロニアルなど、小さい屋根材を下から重ね合わせるタイプの屋根仕上げの場合は、強風によって屋根の隙間から雨漏りする場合もあります。

二次防水の施工とともに、可能であれば、ガルバリウム鋼板などの防水機能がしっかりした屋根材へ葺き替えると安心です。



さて、雨漏りの原因となる屋根の例を見ていただきましたが、自分の家が雨漏りしないかをどうチェックするべきでしょうか?

まずは、屋根形状を確認して、屋根と外壁の取り合い部分(接している部分)や、屋根が谷形状になっている部分がないか見てみましょう。

もしそういう部分があった場合、下地防水の状況によって雨漏りのしやすい箇所なので、

雨が降った際に、天井裏などから下地を覗いてみると雨漏りをしているかどうか分かる場合があります。



しかし、現実には予防的な対処は難しく、雨漏りが発生していた場合、早期の発見と改修を行うというのが現実的な方法です。

雨漏りが疑われるときは、水をかけての検査などを行い、問題がないか確認をすることができます。

屋根が古くなっており、雨漏りなどが心配な方は、ぜひ一度ご相談いただくのがいいでしょう。

屋根の葺き替えや防水処理、雨漏り改修などは弊社にお任せください。



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