こんにちは
古民家鑑定士 阿部です。
みずほフィナンシャルグループ1万9000人
三菱UFJフィナンシャル・グループ6000人
三井住友フィナンシャルグループ1000人。
3メガバンクグループがそれぞれ計画している人員削減の数字です。
採用と退職の人数を調整し、3年から10年かけて実施します。
3メガバンクで2万人を超えるほどの人員削減は何故行われるのか?
異次元の金融緩和によって異様な低金利が続いていることで
カネ余りや銀行同士の競争が激化し本業では儲かりません。
高度成長期は企業が銀行に頭を下げて資金を借りていましたが
低成長期で事業に積極的に投資することは少なく
その関係が完全に逆転しているのです。
需要と供給のバランスでいうと、銀行業は完全に供給超過なのです。
地方銀行はもっと深刻な状況です。
過半の地銀で本業が赤字に転落していて
金融庁は「地方銀行の収益減少のスピードが予想以上に速まっている」
と警告し
担保や保証に過度に依存した旧来型の経営に修正を求めています。
では地方銀行は
「どのようなビジネスモデルを模索すればいいのか?」
より地域密着して取引先企業の経営を改善し
新規事業を開拓して資金需要を掘り起こす。
すなわち「コンサルティング」出来なくてはなりません。
こうした循環が全国で生まれれば、地方創生にもなります。
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