こんにちは
古民家鑑定士 阿部です。
2019年5月1日からの新しい元号になります。
「平成」の時代はあと1年です。
「平成」の次は何になるのか?
奈良時代に
「天平感宝(てんぴょうかんぽう)」
「神護景雲(じんごけいうん)」など
漢字4文字の元号もありましたがほとんどが2文字です。
日本最初の元号は7世紀の「大化」。
「平成」は247番目に当たります。
これまでに使われた漢字はわずか72字で
そのうち21字は10回以上使われています。
最も多いのは「永」で29回
次いで「元」「天」がそれぞれ27回です。
情報のグローバル化の進展で
「国内でしか通用しない元号の意味は薄れてきている」とも言われています。
しかし
日本人にとって元号は独自の暦であるとともに
その時代を映す鏡となっています。
不吉な出来事や自然災害が起こると
社会のムードや人びとの心持ちが変わるとの期待を込めて
天皇が自ら改元した時代もありました。
「平成」への改元は
典拠は「史記」の「内平外成」や「書経」の「地平天成」
「国の内外にも天地にも平和が達成される」
という意味が込められています。
戦争とその後の奇跡の復興を経験した昭和の時代を踏ま
平成という元号には平和がこれからも続くことへの祈りが込められています。
安倍首相は今年1月に新元号について
「広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざすものとしていきたい」
としています。平成の30年は
バブル景気を経て経済の停滞
そして「阪神・淡路震災」「東北地震」「福島原発」など・・・
多くの大災害に見舞われました。
「ポスト平成」に私たちの未来への希望・夢が託されます。
ちなみに
天皇一代に1つの元号を使う「一世一元の制」になったのは
明治以降のことです。
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