こんにちは
古民家鑑定士 阿部です。
~こころを動かす空間をつくりあげるために~
内装デザインの「丹青社」https://www.tanseisha.co.jp/
インバウンドに力を入れて成功しています。
丹青社は従来
コンビニエンスストアや郊外の大型ショッピングセンター
百貨店などの内装デザインを主力事業としてきました。
最近はホテルや観光施設からの受注が増加していると言います。
2020年東京オリンピックへ
スポンサー企業のPR施設や東京五輪参加国の文化紹介施設などの需要が増えています。
五輪後のカジノを中核にした統合リゾート計画も同社のビジネスチャンスです。
静岡県富士宮市に富士山をテーマにした観光施設
「富士山世界遺産センター」https://mtfuji-whc.jp/
なかでも外国人に大人気なのが、
全長193メートルのスロープを上ることで、四季の富士登山を疑似体験できる展示。
標高に応じた富士山の景観を大パノラマ映像で楽しめます
(私はまだ見たことないのですが・・・)
https://www.tanseisha.co.jp/works/detail/60900
先端技術を使った観光客向け施設のデザインや企画を次々と受注しています。
ネットで味わえない体験型のコト消費は人気があります。
「コト消費」
「物」を所有することではなく
その物の購入によって得られる経験もしくはサービスにおける経験
そのものに価値を見出す消費傾向のことです。
物質的に充足してきた日本では
価値観が「所有」から「経験・体験」に移りはじめています。
日本国内だけではなく
訪日外国人の観光施策でも「コト消費」が盛んに取り入れられています。
例えば「ジャパネット」
豪華客船をチャーターし商品化したクルーズ旅行を売っています。
http://www.japanet.co.jp/shopping/jh/
「日本旅行」
「日本旅行ファーム」をオープンしました。
訪日外国人に向けた観光施策、農業を通した地域活性化のために作られた農園です。
訪日外国人に向けてりんご狩りなどの体験企画を提供しています。
https://www.nta.co.jp/news/2017/__icsFiles/afieldfile/2017/10/10/ntafarm.pdf#search=%27日本旅行ファーム%27
「イオン」
従来の映画館だけでなく
スケー リンクなど、コト消費を意識した施設も導入
地元の観光資源を活用しつつ
買う」だけではなく「体験する」価値を提供しています。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21855500T01C17A0TJ1000/
地域活性化へ「モノでなくコト」大事な視点です。
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