こんにちは
古民家鑑定士 阿部です。
人口減少・高齢化で税収は減り、支出は増える・・・。
地方自治体も「経営センス」がないと倒産する時代です。
「民間的発想」が必要です。
都城市のふるさと納税は
15年度に42億円、16年度に73億円と2年連続で日本一。
(12年度はわずか300万円弱だったんです)
ふるさと納税の返礼品としてステーキの出荷が増えています。
一番人気のA5等級のサーロインステーキ
都城を知ってもらうためのPRツールとして「肉」に力を入れています。
都城市は「とじょうし」と間違われることが多かったそうです
(みやこのじょうですよ)
知ってもらうにはわかりやすい商品が何よりも大切とそれに力をいれたそうです。
しかし
市民からは「地場産品を平等に扱うべきだ」との不満の声が噴出
ラッキョウ、木刀、弓も扱うように業界団体から抗議されたそうですが
「都城市ふるさと納税振興協議会」を立ちあげ
「平等主義」を脱し「肉と焼酎に特化したふるさと納税」を決断しています。
(まあ「木刀」をPRしてもダメだったでしょうね(笑))
民間企業が商品開発、数字の目標を掲げ民間発想でPRして儲けています。
納税額73億円のうち来年度は子供支援に21億円。
31億円は「ミートツーリズム」という観光振興に使かうそうです。
住みやすい活性化した都城市になりそうですね。
「陸王」の舞台となった行田市
ドラマや映画の長期ロケを招致したことがなかった行田市は「初のロケ誘致」
道の封鎖・エキストラ動員など全市民を挙げて撮影をバックアップし
市の経済効果は1カ月あたり10億円を超えています。
観光客は市内のロケ地、観光地をめぐり
市内の「足袋とくらしの博物館」は、前年比5倍の観光客が訪れ
土日、人が歩いていなかった町に若者がバンバン歩き
ガラガラだった秩父線の車内も満員です。
劇中に土産物として登場した
「たび煎餅」と、埼玉銘菓「十万石まんじゅう」が大ヒット。
「陸王たび煎餅」は1週間待ち状態が続いています。
町おこしは「待ちの姿勢」では無理です。
これから「民間の強い力」が必要です。
そこには「周りの大反対が」付きものです。
誰かが「リスクをとって挑戦する」ことから何事もスタートしています。
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