こんにちは
古民家鑑定士 阿部です。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
賢き先人たちは、古典の知恵に学び、ピンチを切り抜けてています。
有名な戦略書は「孫子」です。
2500年前の兵法ですが
ビル・ゲイツ氏や孫正義氏も愛読しています。
孫子は「負けない兵法」として以下のように書いています。
1、勝算が高い状態で、戦う
「算多きは勝ち、算少なきは勝たず。況んや算無きに於いてをや」
確率をしっかり計算してことを起こします。
2、何を考えているかわからない立ち位置で待て
「将軍の事は、静かにして以て幽く 、正しくして以て治まる」
時が来るまで、野心を見せずじっと待つことが重要です。
3、自分だけで頑張らず優秀な人を動かす
「惟だ明主・賢将のみ、能く上智を以て間者と為して、必ず大功を成す」
どんなに優秀な人でも
世の中のあらゆることを自分ひとりで把握し、理解することはできません。
4、10年先、20年先の戦う場所を決める
「戦いの地を知り、戦いの日を知らば、千里なるも戦うべし」
今すぐには勝てなくても、5年後、10年後であれば勝てそうなテーマや領域があります。
20年もあれば、第一人者になるのも可能です。
こうした「負けない姿勢」を継続できる人が
他大勢から抜け出し、人生という長距離レースを笑顔で終えることができるのです。
2500年もの時を経ても高く評価される孫子の知恵です。
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