こんにちは
古民家鑑定士 阿部です。
田舎の人は都会の人と比較してあまりお金を使いません。
お金を使うものと言えば
「妻とちょっとした食事」と「お風呂行く?」です。
私の住むところでは車で5分程度の距離に温泉施設があります。
料金は三百円です。
その温泉に行くと、顔見知りの人が多くて
ご近所さんばかりです。
温泉での会話は、いたって他愛もない話で
「町内清掃は来週だよ」「お子さん就職は?」など
先日は「大根要る?」って(笑)帰りにもらいました。
温泉はいつも、ありがたいおせっかい話が溢れています。
東京でのマンションエレベーターで
「こんにちは」の挨拶だけでは、コミュニケーションは生まれません。
「こんにちは」の次の会話をできるかどうか?
そして会話の先に、信頼をつくることができるかどうか。
温泉という場所を通じて裸の付き合いが出来、身体と共に心も暖まります。
田舎にはお金ではない経済があります。
田舎にはお金でない【信頼】という価値が回っています。
人は「それに幸せを感じはじめている」のかもしれません。
一覧へ戻る