こんにちは
古民家鑑定士 阿部です。
大相撲千秋楽を前に栃ノ心(ジョージア)の初優勝でした。
終盤
横綱な鶴竜(モンゴル)の大失速で盛り上がりに欠けた気がします。
問題の多い・・・・相撲界。
これには角界独特の部屋制度に問題があるようです。
協会の定款では、親方、力士の立場はいずれも協会員です。
協会は力士の育成を親方に委託し、
部屋持ちの親方(師匠)には給料のほか
力士の人数や地位などに応じて補助金を支給しています。
協会の傘下に各部屋があるというより
独立した部屋の連合体が協会という形です。
師匠は一国一城の主です。幕府と主従関係にありながら
各大名が自らの領地内では自由度の高い統治ができた江戸時代の幕藩体制に似ています。
現在、理事を務める8人の親方は全員が部屋持ちであり
管理「する側」と「される側」が同じ立場にあり、
部屋に毅然と物申すのが難しい状態です。
「ベテラン親方が部屋を後進に譲って理事に専念すれいい」
と私は思いますが、そう言う改革はなされていません。
角界の伝統やしきたりにはそれぞれ理由があるんでしょう。
しかし
「公益」の看板を掲げた以上組織への変革はしなきゃなりません。
本日千秋楽。場所後には理事改選が待ち受けています。
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