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さくら(ブログ開始88日目)

こんにちは

古民家鑑定士 阿部です。

経済産業省と原子力発電環境整備機構が開催した意見交換会で

開催の宣伝を引き受けた企業がアルバイトを雇って

参加者として送り込んでいたことが問題となりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171220/k10011265961000.html

イベントの主催者にとって、参加者数は重要な指標となります。

主催者は直前になって人数が少なかれば、知人や縁故も頼って

参加者を集めることもあり努力しなきゃいけません。

努力もすることなく、金(税金)で簡単に解決するのが問題です。

「セミナー参加のアルバイト」

ネットで検索してみるとすぐに見つかりました。

「地域振興セミナーにご参加いただくだけの簡単な仕事」

となっています。

「さくら」を集めているのは、「自治体と受託企業」です。

さくらの語源は「パッと散るから」

「さくら」は当て字で「偽客」と書きます。

江戸時代の芝居小屋で大げさに声をかけ周囲の客の注意を集め

さっと居なくなるというので、パッと散るから「桜」と言ったのだそうです。

公務員の場合その後の効果よりも、

そのセミナーに何人参加したのかというのを問われるだけなので、

その場だけをしのげばいいと考えるているようです。

ホントの「地方創生」ってなんなんでしょう?

民間企業では、人数が集まっても

売り上げや利益が集まらなければ失敗したイベントとされます。

しかし、役所は

参加者がいれば成功だと評価されるのが問題です。

役所は丸投げで、業者からの報告写真と人数だけで評価しがちです。

セミナーの講師やパネラーとして呼ばれて、

一生懸命、自分の体験や経験を話をする方も迷惑な話です。

人数が少なくとも

真剣に地方振興に協力しようという人に話したいはずです。

「さくらのようにパッと散って終わり」日本はおかしくなっています

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