こんにちは。
古民家鑑定士 阿部です。
2020年東京五輪・パラリンピックで
木材を全国の自治体から公募して選手村の交流施設に使用します
公募した木材が使用されるのは選手村の交流施設「ビレッジプラザ」
各国・地域の選手団が利用する飲食店やメディアセンターなどが設置され
延べ床面積は約6000平方メートルの木造平屋建ての建物です。
調達する木材は約2000立方メートルと
新国立競技場で使用されるのと同等の量です。
この
はり、柱、床に当たる部材を全国の自治体から公募しています。
木材の調達から、製材などの加工や運搬費用も自治体が負担します。
この木材は自治体から「借りる」形をとっています。
木材は大会後には解体して
学校などの公共施設などで再利用してもらう予定です。
持続可能性をテーマにする五輪は、環境対策が大きな課題
二酸化炭素(CO2)を吸収する効果を持つ木材を活用し再利用するのは
私たちの業界(古材屋)さんには追い風です。
国内の木材生産の産出額は、昭和55年の約1兆円から
近年は2000億円程度で産業としての危機的状況です。
コストの縮減と環境対策から
木材に「新しい価値」を付けることができるかもしれません。
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