こんにちは
古民家鑑定士 阿部です。
2017年の倒産件数が8年ぶりに増加します。
2009年中小企業の倒産を防ぐ「中小企業金融円滑化法」が施行され
金融機関からリスケジュールを受けた企業は
全国に40万〜50万社ありました。
倒産を回避し、問題の先送りとなっていたのが表面化してきたのです。
代表者の高齢化や人手不足も深刻です。
倒産件数だけでなく、休廃業・解散の件数も増えています。
訪問介護・通所介護サービス、各種老人ホーム
高齢者専用賃貸住宅サービスなど高齢者福祉事業者も淘汰が始まっています。
人手不足の業種間格差は広がっていて
外食や運送会社、建設なども厳しい状況にあります。
賃上げに耐えられない、コスト増を価格転嫁できない
体力の弱い中小企業は今後より淘汰されて行くと思われます
逆に
製造業や銀行などは人余り現象です。
製造業はロボット化やITで代替できる作業が進んでいます。
生産拠点を海外に移す動きもあります。
銀行はバブル期などの大量採用で人材に余裕があり
最近はITの活用で業務量も減っていて
メガバンクは3行あわせ3万人の削減発表しています。
冷静に判断すると
これまで付加価値や賃金が低かった業種ほど人手不足なのです。
「ブラック企業」はもう生き残れないということですね。
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