テレビボードは造作で両側の裏には間接照明を設置してあります。この部屋はビンテージ感を演出するため、テレビの背面には現場の足場で使用していた足場の板で造作しました。上部の梁は、リノベ前は天井があり、かくれていましたが、勾配天井にして梁を見せ、濃いグレーで着色。部屋全体がビンテージ感のある落ち着いた雰囲気になりました。
本宅とガレージをつなぐご主人様の飲み部屋。ガレージと行き来できるようにしてあります。本宅側の壁には廃材をブロック状に張り、カウンターと棚を造作で仕上げてあります。ガレージ側(右)は無塗装の波板ガルバで仕上げ、線の美しさと照明の陰影を強調。正面に見えるのはOSBボードです。一般的には構造図面材として使いますが、印字部をあえて見せることで全体的に男部屋としての雰囲気を演出することができました。
天井には一直線に延びる埋め込み照明が入りました。右側は桜で鴨居をシンプルにデザインした床の間。左側は奥様のお兄様が自ら作製してプレゼントされた婚礼家具の取り外した3枚扉を壁に埋め込み、照明を取り付け、彫刻がより印象的に見えるようにしてあります。
こちらは子供室。壁の板はふしのないきれいな杉を使用。上部のクロスは今は流行りのグリーングレー色。この部屋はナチュラルカントリーの雰囲気を演出してあります。1本見える柱はリノベ前の家では東と南に縁側が通っており、どうしても抜けない柱でした。