佐賀県 吹抜けから歴史と温かさを感じる家 2020年12月29日

今回のリノベーション工事は、北側のLDKに太陽光をいかに取り入れるかにこだわらせていただきました。
元々は二間続きの和室が南側に配置されており、家族が集う居間は北側の腰窓１か所からしか光がとれておらず、どうしても昼間でも暗い印象がありました。
室内の壁は土壁で構成されており、和風のお家として良い雰囲気を作っていましたが、築年数も経っていることもあり、断熱性がどうしても不足しておりました。
南側の和室は親戚が集まって、立派なお庭を見ながら語らう大切な場所なので、今回はそのまま南側に配置させていただきました。
南側からの太陽光がLDKに届くように2階の有効的に使われていない部屋は減らし、吹抜けやホールを活用しながら、南側からの太陽光がLDKに届くように工夫させていただきました。
2階の天井まで吹き抜けになっているLDKは解放感はもちろん、南からの明るい太陽光と北からの安定した太陽光を取り入れ、いつでもくつろげる空間となっています。
キッチンからはLDKが一望でき、家族の様子がいつでも把握できます。
元々和室に使われていた建具を一部飾り窓として使わせていただき、お祖母様に選んでいただいた襖と素敵な空間を演出してくれています。
和室とLDKの仕切りは5枚の障子で仕切られており、全開にすることによって、１つの広い空間として使っていただけます。
断熱工事もしっかりとさせていただきましたので、吹抜けのある大空間のLDKでもエアコン１台で賄えます。
これからたくさんの友人や親戚を招いていただいて、ご家族とのたくさんの思い出を作っていただき、子供～孫へと永く受け継いでいただきたいと思います。