照明をお手入れしないとどうなる?
家の中をこまめに掃除しているという方でも、照明器具までしっかり掃除を行っているという方は、意外と少ないのではないでしょうか?
照明器具照明器具を掃除しないままでいると、どうなるのでしょうか。
暗くなる
照明のお手入れを1年間サボると、明るさがなんと約20%も低下してしまうと言われています。特にダイニングやキッチンのように油が付着する場所では暗くなりやすいです。
「なんだか暗くなった気がするけど、電球はまだ大丈夫そう...?」なんて思っていたら、それは電球のせいではなく、汚れが原因かもしれません!照明の効果をしっかり発揮させるためにも、定期的なお手入れが大切なんです。
電気代が高くなる
最近、「ちょっと暗いから、もう少し明るくしよう」と調光機能で設定を上げてしまった記憶がありませんか?お伝えした通り、照明にホコリや汚れがつくと明るさが低下してしまいます。蛍光灯は特に表面積が広いため、汚れの影響を受けやすいです。
結果的に電気を無駄に使ってしまい、電気代がじわじわと高くなってしまいます。無駄な出費を抑えるためにも、定期的なお手入れを習慣にしたいところです。
寿命が短くなる
照明器具の寿命は一般的に8〜10年ですが、掃除を怠ると寿命が縮んでしまうこともあります。例えばホコリや汚れがたまると、照明がつきにくくなったり、すぐに消えてしまったり。最悪の場合、故障して使えなくなってしまうことも...。
そうなると、新しい照明器具を買うことになり、思わぬ出費がかさみますよね。こまめにお手入れをして、できるだけ長く使い続けられるようにしましょう!
掃除頻度の目安は?
「照明は年末の大掃除でしか触っていない...」という方、多いのではないでしょうか?
照明器具は定期的に掃除しないとホコリが積もって熱をもち、火災や爆発の原因になることもあるんです。特にダイニングやキッチンは油汚れもつきやすいので、3〜4ヶ月に1回のお手入れが理想です。リビングや和室・子ども部屋・トイレはもう少し頻度を下げても大丈夫ですが、半年に1回は汚れを落としましょう!
また、1年に1回は掃除だけでなく、点検も大切です。明るさや色がおかしくないか、ひび割れや変形がないかチェックすることで、長く安全に使うことができます。
【素材別】照明のお手入れ方法
ここからは照明の素材ごとにお手入れの仕方や注意点を紹介します。どのタイプの照明でも、掃除を始める前に電源をオフにしましょう。通電したままだと、感電や火傷のリスクがあるので注意してください。
ガラス
ガラス製のシェードは、柔らかい布やハタキでホコリを落とすのが基本です。取り外しできるものなら水洗いもOKですし、洗剤を使っても大丈夫です。
ただし、洗った後はしっかりと水分を拭き取りましょう。水滴が残っていると故障につながってしまいます。また、素手で触ると指紋がつきやすいですし、滑って割ってしまう危険もあるので、ゴム手袋を使うと安心です。
プラスチック
アクリルなどのプラスチック素材は、やわらかい布などで簡単にホコリを払い、その後、ぬるま湯でやさしく洗いましょう。洗い終わったら十分に乾燥させます。
汚れがひどい場合は洗剤を使っても構いませんが、アルカリ性の洗剤はプラスチックを傷めてしまうので避けてください。中性洗剤を薄めて使い、しっかり拭き取ってから取り付けましょう。
金属
金属製の照明器具は、よく絞ったぞうきんで水拭きします。ただし、水分が残るとサビや変色の原因になってしまうので、乾いた布で仕上げに拭くことを忘れないでください。
特にメッキ加工されたものはデリケートなので、柔らかい布で軽く拭くだけにしましょう。
木、紙、布
木製や和紙製、布製の照明器具は、ハタキやハケ、柔らかい布などを使ってホコリを優しく払い落とすだけでOKです。ゴシゴシ拭くと、素材を傷つけてしまったり、汚れが繊維に入り込んでしまうことがあります。力を入れずに丁寧に扱ってください。
中性洗剤はほとんどの照明器具に使えますが、木や紙のものには絶対に使わないようにしましょう。洗剤が染み込んで素材を傷めたり、色が変わってしまうこともあります。
電球
電球を掃除するときは、必ず本体から取り外してから始めましょう。消灯直後はまだ熱が残っていることが多いので、火傷する危険もあります。電源を切って少し時間を置いてから取り外すのがおすすめです。
電球の表面は柔らかい布で軽く拭きます。強くこすると傷がついてしまうので、丁寧に扱ってください。
汚れが落ちにくい場合は水拭きしても問題ありません。ただし、口金部分が濡れてしまうと故障の原因となるので注意しましょう。
まとめ
今回は、照明器具のお手入れ方法について紹介しました。3〜4ヶ月ごとにきれいにすることで、明るさをキープし、電気代の節約にもつながります。1年に1回は点検も忘れずに行いましょう。
しっかりとお手入れして、秋の夜長を楽しんでください!
一覧へ戻る