意外とカンタン!吹き抜け掃除の手順
吹き抜けの高さは間取りや屋根の形状にもよりますが、一般的には5m程度です。「脚立を使わないときれいにできない」と思いがちですが、柄が伸びるタイプのモップやワイパーを使えばOK。3.5〜4m程度まで伸ばせるものを用意すれば、1階の床から手を伸ばして掃除できます。
ここからは、吹き抜け掃除の具体的な手順を紹介します。年に1回程度を目安に、ご自身で掃除してみてください。
ステップ1:家具類を移動させる
まずは掃除したい場所の下にある家具を移動させましょう。上からホコリが落ちてくるので、椅子や本棚などをそのままにしておくと後が大変です。移動できない大きな家具には、ホコリがかからないようにカバーをかけると良いでしょう。例えば、ソファーやテーブルなどは新聞紙やビニール袋でおおっておきます。
掃除する人も、ホコリを吸わないようにマスクを付けるのがおすすめです。これで準備完了です。
ステップ2:モップでホコリを取る
モップを使って、天井・壁・梁(はり)のホコリを取り除きましょう。汚れがそれほど目立たない場合は、この作業だけでも十分です。
この時、
- シーリングファン
- 照明器具
- 窓、窓枠
- エアコンの上側
- カーテンレールの上側
なども一緒に掃除すると効率的です。角度が調節できるタイプは、お掃除しにくい場所にもフィットするので便利です。
ステップ3:ワイパーで水拭きする
フローリングワイパーにウェットシートや雑巾を取り付けて、水拭きを行います。普段使っている床掃除用のワイパーでは届かないと思いますので、「高所用」「伸縮柄」「つなぎ柄」といったタイプを購入しておいてください。
なお、壁や天井に使われている建材によって、掃除方法を変える必要があります。ビニールクロスなら水拭きができますが、張り合わせ箇所には水分をつけないように気をつけましょう。水分が入ると、クロスが剥がれる恐れがあります。
布クロスや合板の場合は水拭きができないので、乾拭きを選びましょう。なかなか見た目で判別するのは難しいので、工務店や設計事務所に確認しておくと安心です。大切なお家を長持ちさせるために、そして効果的に掃除を行うために、このひと手間を惜しまないことが大切です。
ステップ4:床のホコリを掃除する
今回初めて吹き抜けの掃除をした場合、大量のホコリが床に落ちているはずです。掃除機やロボット掃除機を使って、しっかりとホコリを吸い取りましょう。特に角や隅っこにホコリが溜まりやすいので、見逃さないように丁寧に掃除してください。
次に、大型家具にかけていた新聞紙やビニール袋を外し、移動させた家具を元の位置に戻しましょう。家具の裏や下にもホコリが溜まっていることがあるので、一緒に掃除しておくと良いです。掃除機をかけた後もホコリが舞い散っているかもしれません。吹き抜け近くの窓を開けて、空気を外に出すようにしてください。
吹き抜け掃除の注意点
ここまで、自分でできる吹き抜けの掃除方法をご紹介しました。難しそうに見えて、意外と簡単だったのではないでしょうか?しかし、注意してほしいポイントもいくつかあります。以下の点に気をつけて、お掃除を進めましょう。
- 掃除後は必ず換気をする
先ほども触れましたが、吹き抜けを掃除した後にはホコリが浮遊している可能性が考えられます。窓を開けて換気するのを忘れないでください。2カ所の窓を開けると空気の流れができるため、効率よく換気できます。もし窓が2か所ない場合は、扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させましょう。
特に吹き抜けを水拭きした後は、しっかりと換気を行ってください。天井近くは乾燥しにくい場所なので、水分が残ったままだとカビが生える原因になってしまいます。
- 外側の窓などは無理せず業者へ依頼
吹き抜けはご自身できれいにすることができますが、高い位置や外側の窓などを無理に掃除しようとすると危険です。少しでも不安を感じたら、高所作業に対応しているクリーニング業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は脚立を使わずに吹き抜けを掃除する方法を紹介しました。伸縮性のあるモップやワイパーをうまく使えば、プロに頼まずとも手軽に掃除できます。
この記事を参考に、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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