スイッチの汚れを落とす方法
照明のスイッチは毎日何度も手で触る場所なので、すぐに汚れがたまってしまいます。手垢や皮脂で黒ずんで見えたり、プレートが黄色く変色したりしていませんか?さらに、スイッチそのものだけでなく、まわりの壁紙も汚れていることがありますよね。
ここからは、汚れの種類別に効果的なお手入れ方法を紹介していきます。
- 黒ずみには消しゴム
スイッチプレートの黒ずみが気になるなら、消しゴムを使ってみてください。意外かもしれませんが、消しゴムで軽くこするだけで黒ずみが簡単に取れるんです。消しゴムが字を消せるのは、紙に付いた鉛筆の芯をゴムが吸着しているから。同じ原理で、スイッチの汚れも包み込んで取ることができます。
引越し直後、どこの照明か分かりやすくするためにシールを貼った方もいると思いますが、そのシール跡も落ちますよ。お掃除専用消しゴムも販売されていますが、普段使っているもので大丈夫です。気になった時にこすってみてはいかがでしょうか。
- 軽い汚れには食器用洗剤
軽い汚れなら、普段使っている食器用洗剤でも十分キレイになります。
ボウルにぬるま湯を入れ、食器用洗剤を数滴たらして混ぜましょう。その中に雑巾やタオルを浸して、しっかり絞ってからスイッチを拭いてみてください。最後に洗剤が残らないように、キレイな雑巾やタオルで二度拭きすればOK。
特別な道具を用意する必要がないので、サッと掃除できます。
- 黄ばみには浸け置き
プラスチック製のスイッチプレートは、経年劣化で黄色くなってしまいます。ただ拭くだけではなかなか白くならないのですが、漂白剤を使うと元の色に近づくことがあります。
まず、桶や大きめのボウルに水かぬるま湯を張り、適量の漂白剤を溶かします。その中にスイッチプレートを入れて、20分ほど浸け置きしてください。スイッチプレートは簡単に外せるので心配いりません。プレート部分の隙間にマイナスドライバーを挿し入れると、パカッと外れます。ただし、壁にネジで固定されている部分は無理に剥がさないように気をつけましょう。
最後に水でよくすすぎ、しっかり水分を拭き取ります。ピカピカになったスイッチプレートを元に戻しましょう。
- スイッチ周りの壁紙には重曹
スイッチだけでなく、周りの壁紙も意外と汚れていますよね。ついでにお掃除しましょう。
まず、水100mlに対して重曹を小さじ1杯溶かし、重曹水を作ります。雑巾やマイクロファイバークロスに含ませて拭くと、手垢や黒ずみが取れますよ。
ただし、壁や壁紙の素材によっては、掃除方法を間違えると傷んでしまいます。一軒家に多いビニールクロスは水拭きや洗剤でお手入れできるのですが、布や紙・珪藻土を使った壁紙ではシミや黄ばみが発生することがあります。掃除を始める前に素材を確認しましょう。わからない場合は、目立たないところに少しだけ水や洗剤を使ってテストしてみると安心です。
スイッチを掃除する際の注意点
スイッチを掃除する時には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。安全かつ効果的に掃除をするためにチェックしてくださいね。
金属部分に触れない
スイッチには電気が流れているので、掃除の際は金属部分に触れないように注意しましょう。できれば電気絶縁手袋(ゴム手袋)を着用するのがおすすめです。安いものなら1双1,000円程度で購入できますよ。
さらに安全を確保するために、部屋のブレーカーを落としてから作業すると安心です。
スプレーを直接吹きかけない
スイッチやスイッチプレートに直接スプレーや水をかけるのはNGです。スイッチ内部に水が入ってしまうと漏電の危険があります。「スプレーは布などに拭きかける」「濡れ雑巾はよく絞る」など、できるだけ水分を減らすように工夫してください。
まとめ
今回は、電気スイッチのおすすめ掃除方法を紹介しました。どれも簡単で効果的なお手入れ方法です。
家を建ててから5年も経つと、手垢や黒ずみ・黄ばみが目立ってくるかと思います。この機会に、きれいなスイッチに戻してみませんか?
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