暑い!6月の平均気温
6月に入ると梅雨が始まり、雨の日が多くなりますが、下旬には暑い日も増え、地域によっては気温が30℃近くまで上がることもあります。例えば東京では、日中の最高気温が25℃前後に達し、「夏日」と呼ばれるほどの暑さになります。半袖を着始めるタイミングでもありますね。
しかし、この時期は最低気温が平均18℃。日によってはかなりの気温変動を感じ、体調を崩しやすいため注意が必要です。暑いとエアコンをつけたくなるものの、「冷やしすぎで体調を崩すかも」「電気代が高くなりそう」といった心配もありますよね。「エアコンを使わずに涼しく過ごす方法はないのかな」と考えるママさんも多いのではないでしょうか。
暑い時の窓の開け方
実は、窓の使い方を工夫すれば、エアコンなしでも快適に過ごせます。自然な風を活用することで涼しさを保てるので、電気代や冷えすぎを気にしなくても大丈夫!ここからは5つのポイントを紹介しますね。
対角線上にある窓を2ヶ所開ける
リビングなど1部屋に複数の窓がある場合、対角線上に位置する2つの窓を開けるとよいでしょう。風が家全体をスムーズに通り抜け、室内の空気が効率的に新鮮なものと入れ替わるためエアコンを使わずとも自然な涼しさを感じられるはずです。同じ壁面の窓では複数開けても空気がうまく循環しないので、注意してください。
もし風が入りにくい場合は風の通り道を確認しましょう。風を取り入れる側の窓を少しだけ開け、風を出す側の窓を大きく開けると、風の流れを作れます。また、流れを妨げないよう、「カーテンは開けておく」「パーテーション(仕切り)などは移動させておく」といった工夫も忘れずに。
北側の窓を開ける
北側の部屋は直射日光がほとんど当たらないため、室温が上がりにくいという特徴があります。そのため北側の窓を開けると、他の方向の窓よりも涼しい風が入ってきます。特に日本の夏では、南から北へと風が吹くことが多いので、北側に窓があるお家ではこの自然の恵みを積極的に活用してみてください。
窓の方角を少し意識するだけで、驚くほど室内の涼しさが違ってくるので、ぜひ試してみてください。
窓を開けて扇風機を回す
寝室など窓が1つしかない部屋では、窓を開けただけでは十分な空気の流れを作れません。特に廊下や別室につながる扉を閉めたままでは、換気が見込めないでしょう。このような場合、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。
窓を開けた状態で、扇風機を窓の近くに置き、窓の外に向けて運転します。すると、部屋の暖かい空気を外に押し出し、外の涼しい空気を効率的に室内に引き込んでくれます。ただし、扇風機を部屋の内側に向けてしまうと、外に空気を追い出す効果があまり期待できません。送風の向きを必ずチェックしてくださいね。
採風タイプのシャッターを設置する
採風タイプのシャッターは、シャッターを閉じた状態でも風が通る便利な設備です。シャッターにブラインドのような板状の部品(フラップスラット)がついていて、直射日光を遮りつつ部屋に涼しい風と自然光を取り込めるのです。
採風タイプのシャッターは基本的に電動タイプなので、リモコン操作で簡単に開閉できます。設置は今ある窓に後付けする形で、工事は最短で当日中に完了します。価格は本体と設置工事を合わせて30万円から40万円程度です。「少し高いかな?」と思うかもしれませんが、快適さと省エネ効果を考えると、効果的な投資と言えるでしょう。
通風ドアを設置する
ドアを開けたままにしたいけど虫が入ってくるかもしれないし、ご近所さんの視線も気になる...というときは通風ドア(採風ドア)を検討しましょう。
通風ドアはドアの一部に網戸が組み込まれているため、ドアを閉めた状態でも部屋の中を換気できます。タイプは大きく分けて、「内開きタイプ」と「上げ下げタイプ」の2種類があります。「内開きタイプ」は通風機構が内側に開く仕組みです。「上げ下げタイプ」はスライド式で、停止位置を自由に調整できるのメリット。一般的なドアだけでなく引き戸にも対応可能です。
玄関または勝手口に設置すると、家全体の風の流れが改善されますよ。後付けで可能なため、住宅のリフォームを考えている方にもおすすめです。価格は本体のみでおよそ25万円から30万円程度です。
まとめ
今回は、エアコンを使わずに涼しく過ごすための窓の活用法を紹介しました。今年は例年に比べ気温が高く、既に夏日となっている地域も多くみられます。エアコンをつけたくなる日もあると思いますが、ますは窓の開け方を工夫し室内を涼しく保ちましょう。
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