ウォーターサーバー
交換式の水のボトルをセットすることで、冷水や温水がいつでも楽しめるウォーターサーバー。ご家庭に設置するほか、病院の待合室やオフィスなどでもよく見かけます。さまざまなメーカーからリリースされていますが、サーバー機器自体はレンタルで、水のボトルを定期的に配達してもらう形態が一般的です。
メリット
- さまざまな場所に設置できる(ただし、電源コンセントの近くであること)
- 冷水と温水をすぐに使える
- 災害備蓄用の保存水としても使える
- 自分の好みの水を選べる
デメリット
- 電気代やレンタル料金などのランニングコストがかかる
- ボトルの交換作業が必要
- サーバーを設置するスペースの確保が必要
こんな人におすすめ
ウォーターサーバーは、浄水器と比べると「水の品質が安定している」「お湯が使えるなど機能性が高い」という点が特徴として挙げられます。そのため、水の品質にこだわりのある人や、お湯をよく使う人には特におすすめです。
お湯を沸かす時間が節約できるので、共働きや育児で忙しいご家庭にとっては、「時短できて便利!」という点でも注目されています。
浄水器
浄水器は、水道水をフィルターに通すことで臭いや雑味の元となる不純物を取り除き、より安全でおいしい水を生成できるツールです。家庭用としては蛇口に取り付けるタイプが一般的ですが、よりろ過機能の高い、据え置き型・ビルトイン型の浄水器もあります。
メリット
- 量販店など身近なお店で購入でき、手軽に導入できる(工事が必要なタイプもあり)
- 電気代などの運用コストがかからない
デメリット
- 設置場所が水回りに限られる
- 定期的な洗浄や、カートリッジの交換が必要
- 浄水器の品質によって水の仕上がりが大きく左右される
こんな人におすすめ
浄水器は、低コストで安全な水を飲みたい方や、設置スペースを取りたくない方におすすめです。電気は使用せず、水道水をろ過する仕組みのため、ウォーターサーバーに比べてランニングコストがほとんどかかりません(水道代を除く)。
また、もともと水道水が綺麗な地域の場合、浄水器を通しても味の変化はあまり感じられないことがあります。水の味よりも安全性を重視する方は浄水器を選ぶケースが多いようです。
ウォーターサーバーと浄水器のコストはどれくらい違う?
ウォーターサーバーはランニングコストもかかるため比較的費用がかかり、浄水器は低コストと説明してきましたが、実際にはどのくらいの違いがあるのでしょうか。次の表は、初期費用+ランニングコストの平均的な金額です。
ウォーターサーバー
- 初期費用:無料〜8,000円
- レンタル料金(月額):無料〜1,000円
- 水代(月額):2,500円〜5,000円
- 電気代(月額):500円〜1,000円
浄水器
- 初期費用:数千円〜数万円(種類によって幅あり)
- レンタル料金(月額):無料
- 水代(月額):水道代のみ
- 電気代(月額):なし
- その他:カートリッジ交換費用(費用や頻度は浄水器の種類による)
ウォーターサーバーは初期費用やレンタル料金が無料のサービスが多く、基本的には水代+水道光熱費のみ必要となります。浄水器は種類によってかかる費用が大きく変わってきます。蛇口直結型の場合は低コストですが、据え置き型やビルトイン型(シンク下に設置)の場合は本体価格+工事費用に数万円かかります。
費用と効果を見比べながら、どのタイプにするか決めるといいでしょう。
まとめ
日本の水道水は十分綺麗だと言われていますが、毎日体に取り入れるものなので、少しでも安全で美味しく飲めるように工夫したいところ。今回ご紹介したウォーターサーバーや浄水器を暮らしに取り入れて、より健康的で豊かな生活を目指してみませんか。
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