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虫ムリ!!夏の虫とムダな格闘をしたくない方必見!害虫の無断侵入を防ぐ方法

 

夏、家に侵入・発生する害虫

夏場に増える害虫は、外から侵入してくる場合と、家の中で発生・繁殖する場合があります。

 

外から侵入してくる害虫

蚊、コバエ、カメムシ、ゴキブリ、ユスリカなどは、外からの侵入が多い虫です。マンションの高階層に住めば侵入のリスクを減らせますが、確実に虫が来ないわけではありません。

また、森林や畑、公園などが家の近くにある場合は、虫がたくさん生息しているため、家の中に侵入してくる可能性も必然的に高くなります。

 

家の中で発生・繁殖する害虫

ダニ、シバンムシ、チャタテムシなどは、主に家の中で発生・繁殖する虫です。いずれの虫も高温多湿の環境を好むため、梅雨や8〜9月頃に多く発生します。次のような場所は湿気が溜まりやすく、虫に繁殖の機会を与えるため要注意です。

 

  • 和室の畳や押入れ
  • キッチン
  • 布団やベッドなどの寝具付近
  • 収納スペース

 

特にチャタテムシやシバンムシは人に直接害を及ぼす虫ではありませんが、アレルギーの原因になったり、食品を食い荒らしたりするため注意が必要です。繁殖力も強いため一度繁殖してしまうと、なかなか駆除が大変なところも厄介です。

 

シバンムシ

 

どこから入ってきた?!虫たちの侵入経路

虫の室内への侵入経路はたくさんあり、それぞれに対策が必要です。まずは、侵入してくる可能性のある場所を把握しておきましょう。

 

窓・網戸

しっかり窓や網戸を閉めたつもりでも、閉め方が正しくなかったり、劣化や破損による隙間ができていると、虫は容易に侵入してきます。また、ユスリカやクロバネキノコバエなど極小サイズの虫は、網目をすり抜けて侵入することができます。

 

換気口・換気扇

室内の空気を入れ替えるために設置されている換気口・換気扇も、虫の侵入経路になります。フィルターが付いているので大きな虫の侵入はありませんが、小さい虫の場合、空気の流れに巻き込まれて室内に入ってくることがあります。

 

キッチンや風呂場の排水溝

排水溝付近は虫が好む環境条件が揃っており、発生・侵入経路になりやすい場所のひとつです。下水から排水管を通ってきたり、排水溝の汚れをエサにして繁殖します。

 

洗濯物への付着

ハチやカメムシは洗濯物につきやすい虫で、取り込むときに室内へと侵入してきます。甘い香りの柔軟剤を使用したり白い洗濯物がある場合、虫が反応して寄り付きやすくなります。

 

玄関の開閉時

玄関は頻繁に開け閉めする場所なので、人が出入りするたび、外から虫が一緒に入ってきてしまうことも少なくありません。特に夜になると、玄関先や室内の灯りに虫が寄ってくるため、ドアを開けた瞬間に入り込んでくる可能性が高くなります。

 

エアコンのドレンホース

ドレンホースは、エアコンの室内機の水を排出するためのホースです。屋外のホースの排出口から虫が入り込み、ホースの内部が詰まったり、室内に侵入してくることがあります。

 

虫を侵入させないための対策

外からの虫の侵入を防ぐには、侵入経路をつくらない、隙間を塞いでしまうのが効果的です。必要な道具やグッズはホームセンターや100円ショップで購入できるものもあります。

 

  • 網目の細かい防虫網戸に変える
  • 網戸にする場合は窓を全開きにする
  • 窓を半開きにする場合は網戸を右に寄せる
  • 換気扇や通気口にフィルターを設置する
  • サッシに隙間テープを貼る
  • シンク下の配管まわりの隙間をパテで埋める
  • 排水口カバーを付ける

 

また、忌避効果のあるハーブや虫除けスプレーの使用もおすすめです。ハーブの中ではペパーミントやゼラニウムの効果が特に高く、玄関やベランダに置いたり、網戸にスプレーしておくと虫が寄り付きにくくなります。

 

虫を発生・繁殖させないための対策

家の中に発生する虫は、高温多湿で不衛生な環境を好みます。つまり、室内の湿度をコントロールし、こまめに掃除して清潔な状態を保てば、虫の発生・繁殖を抑制できます。虫の活動が活発になる湿度は75%〜90%です。また、湿度が60%以上になると、虫の餌となるカビが発生しやすくなります。室内の湿度は40%〜60%を保つようにしましょう。

害虫対策としての掃除は、虫の餌となるホコリや生ゴミを取り除くことが最優先です。掃除機はキッチンまわりを中心に、最低でも週1〜2回はかけましょう。生ゴミは溜めっぱなしにせず、なるべくその日のうちに処分するのが理想的です。

 

この夏要注意の害虫!

最近、特に注意すべき害虫として話題になっているのがトコジラミとマダニです。フランスや韓国で大量発生したトコジラミは、吸血性の小さな虫で、刺されると強烈なかゆみに襲われます。ひどい場合は発熱することもあり、旅行などで外から持ち込まないよう注意が必要です。

また、マダニによる感染症も近年増加傾向にあり、死亡した事例も確認されています。山林や草地などマダニが多く生息する場所に行くときは、肌の露出が少ない服装を選ぶ・虫除けを活用するといった対策を必ず取ってください。

 

【筆者の体験談】

昨年、寝室でゴロゴロしながら頭を触っていると、うなじの辺りに小さな突起を発見しました。「あれ?これはなんだ?」と思い触ってみると何やら吹き出物のような感じ。でも痛くない。なんだなんだ??と思いながら爪でガシガシしていたら、急に突起が取れてポロっと落ちたんです。次の瞬間背筋が凍る...え!!マダニ?!

もうパニック、パニック、クレヨンしんちゃん状態でネット検索すると、「命の危険」「死亡することがある」など恐怖ワードがズラズラ並んでいてさらにパニック。その後、一週間は死と隣り合わせ状態で生活していましたが、幸いにも発熱や頭痛などの症状は出ず。私の場合、吸血時間が短かったのと、口器が皮膚の中に残らなかったので大事には至りませんでした。我が家になぜマダニがいたのかは、いまだに謎です。

夏は屋外でのレジャーも増えるため十分に注意してください。

 

まとめ

高温多湿の夏になると、虫の活動が活発になるため、さまざまな害虫が室内に侵入・発生しやすくなります。事前の対策として、外からの侵入経路を塞ぐだけでなく、こまめな掃除で日頃から住環境を清潔に保つことを心がけると良いでしょう。

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