物価高の影響で、家計がますます苦しくなってきています。食品の価格も毎月のように上がっているため、食費を抑えるための対策は急務です。
本記事では、食費を抑えるための買い物のポイントと節約テクニックについて解説します。
物価高はいつまで続く?
円安などの影響を受け、連日のように食品が値上がりするニュースが流れています。光熱費も高騰を続け、この先もこんな状況が続くのかと不安に思う人も多いでしょう。物価高の原因は、ウクライナ危機や円安による輸入品の価格高騰が一因です。これらが収束を迎え、供給が需要に追いつかなければインフレは収まらないでしょう。
また、欧米は物価とともに賃金も上がっていますが、日本の場合そうではありません。この状況を乗り切り、生活困窮に陥らないためには日々の節約がカギとなります。中でも食料の多くを輸入に頼っている日本において、食費を抑えることは重要な課題と言えるでしょう。
買い物前に意識したい節約3原則
節約のためには、生活費の割合の高い食費の見直しが必要です。日々の食費を抑えるために、まずは以下の3つを心がけましょう。
①計画的に買い物をする
何も決めずにフラッとスーパーに行くと、必要のないものまで無駄買いしてしまいます。買い物前には必ず予算と買うものを決め、できれば1人でサッと済ませてしまうのがおすすめです。
②フードロスをなくす
買った食材を丁寧に食べ切るだけでも、フードロス削減には有効です。食べずに捨ててしまう食材を極力減らすことで消費を抑え、結果的に節約にもつながります。近いうちに食べきれないものは冷凍保存したり、作り置きなどでフードロスをなくしましょう。
③安いときに買いだめする
旬の野菜やセール食材など、安く買えるときに多めに買って冷凍保存や干し野菜にするのも節約のテクニック。1回分ずつ小分けにし、調味料を入れて袋で冷凍保存しておけば、使うときに炒めるだけで1品作れるので便利です。
月の食費の予算の決め方
お金の管理が苦手な場合は、使いすぎを防止するためにも月の予算を決めておきましょう。簡単な例を挙げると、月の食費を4万円として主食代とおかず代を1:3に分けます。
主食代1万円を除き、残りの3万円をおかず代として日数(30日)で割って1日分のおかず代を算出します。この場合だと1,000円を毎日お財布の中に入れておきましょう。
お米など主食を買いに行く日以外は、主食代の1万円は財布に入れず無駄遣いを防ぎます。10日分のおかず代としてまとめて1万円入れるのも、もちろんNGです。1日1,000円と決めて「これしか使えない」というルールを定めることで、真剣に買うものが吟味できて買い物上手になります。
ムダが減る買い物ルーティン
ムダ買いしないためには、在庫チェックする習慣をつけましょう。冷蔵庫の残りをメモしたり、メモが面倒な場合は冷蔵庫の中身を写真で撮ったりして食材の残量を把握します。
加えて、食事のメニューを決めておくことも鉄則です。献立に必要な食材だけを買うことで、ついで買いなどによる支出を防いだり、在庫チェックにより食材の二重買いを予防したりすることがムダ買い防止につながります。
買い物後にやるべき節約裏技テクニック
買い物上手になると、1日の予算からいくらか余りが出てくるようになります。これらは財布に戻すのではなく、瓶などに入れて保管すると自分の努力が可視化されるのでおすすめです。
また、キャンパスノートを8分割にして見開きで1週間分レシートを貼ると、振り返りに役立ちます。最後に1週間分の食費の合計額をノートの端に記入し、ムダ買いしてしまったと思うものには丸をつけておきましょう。1週間分の赤丸の合計も記載しておくと、次回に活かせるのでより効果的です。
まとめ
物価高による食費増を乗り切るには、日々の節約が必要不可欠です。予算を決めてムダ買いやフードロスを防ぎ、買い物上手を目指しましょう。