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梅雨に突然アレルギー症状!? 3つの原因と家でできる対策

「花粉症の時期も過ぎたはずなのに、なぜか体調がすぐれない...」そんな経験はありませんか?大人はもちろんのこと、お子さんがくしゃみや鼻水・咳に悩まされていると心配ですし、原因が何か気になりますよね。特に、喘息やアレルギー性鼻炎をお持ちの方は、症状が悪化する時期なので注意が必要です。
そこで今回は、梅雨時に起こる体調不良の原因と対策を紹介します。

 

梅雨に体調が悪くなる主な原因

花粉症のピークは2月から5月と言われています。6月ごろに体調が悪くなってしまうのは、花粉とは別の下記の原因が考えられます。

 

  1. 浴室・洗面所のカビ
  2. 布団やカーペットのダニ
  3. 激しい温度差

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

浴室・洗面所のカビ

梅雨の季節は湿度が高く、カビが発生しやすくなります。カビの胞子は空気中に飛び散り、以下のようなアレルギー反応を引き起こします。

 

  • 鼻水、鼻づまり
  • くしゃみ
  • 目のかゆみ
  • 発疹
  • 息苦しさ、呼吸困難

 

特に子どもは免疫力が大人に比べて未熟なため、カビに対して敏感に反応します。浴室・台所やトイレなどの水回り、エアコンや加湿器・窓枠など、カビが生えていないかチェックしてみてください。

 

布団やカーペットのダニ

「なんだか最近、痒い気がする」と思ったら、ダニのせいかもしれません。特に太ももやわき腹に強いかゆみを感じた場合は、ダニに刺された可能性が高いです。

ダニが好む環境は室温25℃以上、湿度60%以上。春から梅雨にかけて活発になり、アレルギー症状の原因になります。

 

  • かゆみ、腫れ
  • じんましん、かぶれ
  • 発熱
  • 頭痛
  • 悪寒、寒気
  • 筋肉痛

 

布団や枕、カーペット・絨毯、布製ソファなどはダニが住みやすい場所です。ダニはとても小さいため通常目に見えませんが、もし布団などをめくって白い粉がついていたら大量発生している証拠です。また、繁殖したダニの死骸やフンが増える9月以降には、ダニアレルギーを引き起こします。

 

激しい温度差

梅雨の時期は雨が降ると気温が急激に下がり、晴れると急に暑くなり、気温の変化が激しいですよね。そのため体温を調節する「自律神経」のバランスが崩れ、さまざまな体調不良を引き起こします。

 

  • 頭痛
  • めまい
  • 喘息
  • 関節痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 気分の落ち込み

 

いわゆる「気象病」です。梅雨の時期は「梅雨だる」とも呼ばれ、体がだるく感じたり、集中力が低下したりします。

 

お家でできる対策

梅雨は、カビやダニ・気温差のせいで体調が悪化しやすい時期です。症状が重ければ病院に行ったほうがよいですが、ちょっとした工夫で症状を緩和できる場合もあります。

「家族の調子があまり良くないかも?」と感じた時は、以下の対策に取り組んでみてください。

 

空気を入れ替える

雨が降り続く梅雨は窓を閉めっぱなし、という家庭も多いのでは?しかし、カビやダニの繁殖を防ぐためには家の中の空気をこまめに入れ替えることが大切です。1日に2〜3回(1回あたり5〜10分)、窓を開けてしっかりと換気をしましょう。部屋にいる間は2時間に1回が理想です。

室内のジメジメした空気を外に出し、新鮮な空気を取り込みます。扇風機やサーキュレーター・換気扇を使って空気を動かすのもおすすめです。

 

湿度を50%以下にする

カビは湿度75%以上、ダニは湿度60%以上で繁殖しやすくなります。家の中の湿度を常に50%以下に保つことで、アレルギー症状の原因となる生物の繁殖を抑えられます。

雨が止んだタイミングを逃さず、窓を開けてください。窓を開けられない時も、エアコンの除湿機能や除湿器を使えば湿度の上昇を抑えられます。クローゼットや押し入れには除湿剤・重曹・竹炭などの除湿アイテムを置くのも有効です。

 

こまめな掃除

カビやダニを防ぐには、こまめな掃除が不可欠。フケや皮脂・食べかすなどをエサにしているので、このようなゴミを減らすことが大切です。

掃除機をかける頻度は週に2回以上、1㎡あたり20秒以上(たたみ1枚で約1分)かけるようにしましょう。特に寝室は入念にお掃除してください。ベッドやマットレスを動かし、たまったホコリなども掃除機で吸い取ります。

梅雨時は布団を外に干せないので、布団乾燥機や布団クリーナーで湿気を取るようにしましょう。

 

外気温と室温を同じに

気温の変化が激しい梅雨時には、外気温と室温の差を少なくするよう心がけてください。蒸し暑い日は冷房を使って涼しく過ごしたいところですが、気温差が7℃以上になると体に負担がかかると言われています。例えば屋外が25℃なら室内は20〜25℃になるよう設定しましょう。体温調節しやすいように、薄手のカーディガンやストール・タオルケットなどを用意しておくのもいいですね。

また、1日の終わりには湯舟に浸かりましょう。体が芯から温まり、ストレス軽減も期待できます。それでも頭痛や吐き気などの症状がおさまらないときは、一度医師や薬剤師に相談してくださいね。

 

 

まとめ

6月に入ってから鼻水・くしゃみ・咳といった体調不良を感じたら、カビやダニ・気温差のせいかもしれません。カビやダニの繁殖を抑えるためには湿度管理や掃除が有効です。気象病(梅雨だる)の対策には外気温と室温の差を少なくするようにしましょう。

今回紹介した対策を実践すれば、家族みんなが梅雨の時期をより快適に過ごせるようになるはずです。梅雨のジメジメした気分を吹き飛ばし、健やかな毎日を送りましょう。

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