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壁の汚れを放置するのはNG!簡単なお手入れ方法と予防法

 

室内の壁が汚れる原因

部屋の壁はさまざまな要因が重なって汚れが蓄積します。ホコリや調理による油、手垢などの皮脂汚れ、花粉、喫煙者がいる場合はタバコの煙なども汚れの原因です。常に触れる部分ではないため、床などに比べると汚れが溜まりにくいですが、その分掃除の頻度も少ないため意識的に掃除をする必要があります。

 

壁を掃除しないとどうなる?

壁の汚れをそのままにしていると、黒ずみとなって沈着して汚れが落ちにくくなります。部屋の壁が黒ずんでいると部屋の印象も暗くなり、嫌なニオイが染みつく可能性もあるため注意が必要です。

また築年数が古くなったり、湿気がこもりやすかったりする場所ではカビが発生する恐れがあります。ホコリがカビの発生源になる場合もあり、カビをそのままにしておくとアレルギーを引き起こすリスクも高まるので、定期的に掃除しましょう。掃除頻度は週に1回が理想ですが、最低でも月に1回は行うのがおススメです。

 

壁の掃除方法

室内の壁は住宅によって使われている素材がさまざまです。キレイな状態を保つためには、それぞれの素材に合わせた掃除方法で行う必要があります。掃除をする前に壁の材質を必ずチェックしておきましょう。

 

水を吸う素材の壁紙の場合

水を吸うかどうかは、壁の目立たないところに水滴を少し垂らして素材をチェックします。水滴を吸った場合は帯電式のハタキもしくは、ハンディモップなどで表面のホコリを落としましょう。

 

水を吸わない素材の壁紙の場合

水滴を吸わない場合は、化学用モップを使います。帯電式のハタキと同様に壁表面のホコリを払い落とします。

 

水拭きできる素材の壁紙の場合

水拭きできる壁であれば、ハタキやハンディモップでホコリを除去した後に水拭きします。固く絞った雑巾で、下から上に向かって均一に拭いていきましょう。最後にしっかり乾燥させます。布クロスや珪藻土の壁は、水拭きすると傷やシミの原因になるため注意が必要です。

 

壁のシミをとる方法

壁にシミができた場合は、できたシミのタイプによってシミ取りの仕方が異なります。シミのタイプを見極め、適切な方法で掃除しましょう。

 

  • 油性のシミの場合

子どものクレヨンの落書きや油性マジック、ファンデーションなどの化粧品の汚れは油性のシミに分類されます。油性のシミには、マニキュアの除光液もしくはクレンジングオイルが有効です。

 

〈掃除方法〉

  1. 乾いたスポンジで油性のシミ周りのホコリを払い落とします。
  2. コットンに除光液もしくはクレンジングオイルを含ませ、シミを軽く叩くように拭き取りましょう。ただし、壁の材質によってはシミが広がる恐れがあるため、作業は少しずつ様子を見ながら行います。
  3. 固く絞った雑巾で、残った汚れや除光液・クレンジングオイルを拭き取ってしっかり乾燥させたら完了です。

 

  • 水性のシミの場合

お茶などの飲み物や血液、水性インクなどのシミ汚れは水性です。水性のシミにを使用します。

 

〈掃除方法〉

  1.  乾いたスポンジで汚れ周りのホコリを払い落とします。
  2. つぎに、水を含ませた布で優しく叩きます。落ちにくい場合は、消しゴムや水に濡らしたメラミンスポンジで軽くこすってみましょう。この時、力を入れるとクロスを傷つけてしまうので注意してください。(水拭きができる壁か事前に確かめましょう)
  3. 汚れが落ちない場合は、シミより大きめにカットした住宅用洗剤を塗布し台所用のラップを貼りつけましょう。
  4. 15分程度時間を置いたらラップをはずし、もう1度住宅用洗剤をシミに塗布します。
  5. ブラシでシミをこすり、固く絞った雑巾で残ったシミ汚れや洗剤を拭き取りましょう。よく乾燥させて完了です。

 

どちらの性質ももつシミや判別が難しいシミの場合は、油性のシミの掃除手順と水性のシミの掃除手順を併せて行いましょう。

 

壁の汚れを防ぐために

壁の汚れを防ぐには、日頃からこまめな掃除をこころがけることが大事です。特に、表面に凹凸がある壁紙はほこりがたまりやすいため、ハタキやハンディモップ、ファイバークロスなどを使用しこまめに掃除するようにしましょう。

また、家電製品や家具を壁に近づけて置いていると、静電気の影響でほこりが溜まりやすかったり、湿気でカビが発生したりします。掃除のしやすさを考えても、家電製品や家具は壁から離して設置しましょう。

 

 

まとめ

部屋の壁の掃除は、床などに比べると後回しになりがちです。汚れを放置しておくと黒ずみや嫌なニオイ、カビの発生の原因となるため、できるだけこまめに掃除しましょう。掃除するときは、壁の材質やシミ汚れの種類を見極めて行うことが大切です。

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