庭を舗装するメリット
せっかく庭があっても、雑草が生え放題で物置スペースになっているだけだと、もったいないですよね。舗装をすれば駐車場などとして活用できるほか、雑草が生えてこなくなるので処理の手間が省ける点もメリットです。
また、自分好みのデザインに舗装すれば、見た目もスタイリッシュになりオシャレな家周りを演出できます。
DIYも可能な庭の舗装アイデア
庭の舗装と言っても、業者に依頼して大がかりなリフォームを加えるだけが舗装ではありません。ここでは、ちょっとした手間を加えたり、アイテムをプラスしたりして舗装できるDIYアイデアを紹介します。
レンガの小道
グラウンド部分にレンガを敷いて、小道をデザインするだけでグッと庭の印象が変わります。見た目がオシャレなだけでなく、水が溜まりにくく雑草防止にもなるのでおすすめです。
<レンガの小道の作り方の手順>
- レンガを敷きたい部分に穴を掘り、砕石を均等に敷く。
- 乾いたレンガだとセメントの水分を吸収してしまうので、水を溜めたバケツなどにレンガを浸しておく。
- 砂3:セメント1の割合で混ぜて、モルタルを作る。
- レンガを仮置きしてバランスを見て、調節をしながら水平になっているかチェックする。
- 絞り袋にモルタルを入れ、目地に絞り入れて割り箸や手袋でなぞり、目地を整えたら完成。
レンガの敷き方は、レンガを半分ずつずらして並べるランニングボンドが定番。他にも2個のレンガを縦横に組み合わせていくだけのバスケットウィーブや、レンガを八の字に敷き詰める上級者向けのヘリンボーンというパターンなど、さまざまな敷き方があります。
好みのデザインや庭の雰囲気に合わせて、どんな敷き方をするか検討してみましょう。
人工芝や砂利を敷く
DIYは難しいという場合は、人工芝や砂利を敷くだけでも印象が変わります。
人工芝を敷くときは、まず雑草や石など障害物になるものを取り除き、防草シートを敷き詰めU字釘で固定しましょう。さらにその上から人工芝を敷いて、U字釘で固定すれば完成です。
庭の舗装のリフォーム事例
- コンクリート
見た目がフラットで水はけが良く、汚れは水洗いで簡単に落ちるのでお手入れが楽な点がコンクリート舗装のメリットです。取扱っている施工業者も多く、耐久性にも優れています。
ただし工事に時間を要することと、1平方メートル当たり1万円前後と費用が高額な点に留意しましょう。
- アスファルト
静音性に優れ、水はけが良いうえ滑りにくいのがアスファルト舗装の特徴。1日で施工できるのですぐに使用でき、費用も5,000円前後とコンクリートより安価にできるのもポイントです。ただしひび割れなどが起こりやすくメンテナンスが必要なことと、デザインのバリエーションがない点はデメリットです。
- インターロッキング
ブロックを敷き詰めて作るインターロッキングは、デザインに富んでいてスタイリッシュなお庭づくりにおすすめです。自分だけのデザインや個性豊かな庭にできる一方、手作業で作るために工期がかかり、1平方メートル当たり9,000円と費用が割高になることに留意しましょう。
- 枕木はシロアリに要注意
手軽に取り入れられる枕木は、ガーデニングなどに人気のアイテム。しかし、雨や湿気で濡れた木材はシロアリの格好の餌となるため注意が必要です。枕木を置く際は防蟻加工されたものや、木製に見えるプラスチック製の枕木を使うなど、事前に対策をしましょう。
あると便利!庭に映えるおすすめアイテム
庭に空いているスペースがあるなら、リフォームで空間を有効活用するのも一つの手です。自転車を置けるようなサイクルポートや、洗濯物を干せるサンルーム、くつろぎのスペースにも利用できるウッドデッキなど、さまざまな活用方法があります。
サイクルポートであれば、置くだけのタイプが1~2万円前後、DIYも可能なものが7~10万円前後で設置可能です。ウッドデッキやサンルームになると業者に依頼するリフォームが基本となりますが、ウッドデッキは5万円~、サンルームは20万円~が費用の目安となります。
まとめ
庭はそのままにしていると、雑草が伸びてお手入れが大変になり、せっかくのスペースが台無しになってしまいます。ちょっとした舗装を施したり、空いたスペースにアイテムやリフォームを追加したりして、庭を有効活用しましょう。