今月二月、昨日が五日で満76歳を迎えました。
数えでいえば77歳となり、喜寿の年となります。
よくよく考えれば、恐ろしくもあり、ずいぶん年を取ったものだなあと、
感心してしまいます。
別に努力して年を重ねたわけでもないのに、
喜寿と呼ばれるのも面はゆいものです。
それよりなにより、昔の喜寿の人を思い浮かべれば、
かなりの年寄りで、腰は曲がり、
歩くのもよろよろしてやっとというイメージでしたが、
わが身と照らし合わせてみれば、
そんなにジジイとは思えず、まだまだ若いぜなんてほざいてみるも、
歩く姿をガラス越しに見てみると、
まごうかたなく老人の姿勢となり、
歩幅も狭くなって、しかも猫背、
これが俺かと愕然としてしまいました。
それもそのはず、暮れに痛めた右ひざが、
痛めた当時よりはだいぶ良くなってきたものの、
その右膝をかばって歩いたため、
左の腰の痛みがぶり返し、そのはずみで、
15年来の五十肩の痛みが再発、
いったいオレの身体はどうなってしまうんだろうと、
正月早々思い悩んでいました。
鍼灸、整体、整形外科とさまざまに治療をしてもらい、
あげくなんとかお稲荷様のご利益による施術とやらも受けてみたところ、
五日もすると腰の痛みが和らぎ、膝と肩の痛みはとれないけれど、
なんとなくすこしずつ痛みが薄れていき、
これはほんまにお稲荷様のご利益かいなと、
半ばいぶかしく思いながら、つまるところ、
痛みが薄れていくことに疑問などなく、
世にも不思議な話ってあるんだなあと思いました。
最近になって、右膝をかばって歩くこともなくなり、
でもかばう癖が残ってしまい右足をひきずって歩く姿勢がかなりの老人っぽく、
その歩き姿をガラス越しに見たせいで
やっぱりこれが76歳のわが姿なのかと妙に納得してしまいました。
まあ年を取るとともに肉体の衰えは、防ぎようもありませんが、
並行して頭の衰えも同時進行では他人にも迷惑がかかりそうですから、
そこをなんとかあと15年くらいもたせたく、
頭のトレーニングに励んでみたいと思ってます。
その方法は...やっぱり好奇心と行動ですかね、私の場合は
そこに妄想癖という趣味が役にたちそうです。
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